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第259話

Autor: おミカン
裕也は眉をつり上げた。「俺が、なんだって?」

絵里の表情がどこかおかしい。

裕也は彼女の視線を追って、振り返った。

ほとんど同時に、郁江が満面の笑顔でこちらへ歩いてくる。

「裕也、こんなところにいたんだ。探したよ、ほんとに」

絵里は近づいてくる郁江をじっと見た。

この前の打ち上げでは、ちらりと見ただけで顔まではよく分からなかった。けれど今、目の前に立つ彼女は、思わず見惚れるほどだった。

郁江は、いわゆる華やかな美人だ。

大きめのパーツがすべて整っていて、あの小ぶりな四角い顔の上で、いっそう映える。笑うだけで自信が滲み出て、朝日に向かうひまわりみたいに眩しい。

「こちらは?」

郁江は絵里を上から下まで眺め、ふっと合点がいったように笑った。

「裕也。これが、前に話してた……絵里、だよね?

すごく可愛い。ちゃんと綺麗じゃん」

郁江はどこか見下すような視線のまま、当然のように裕也の腕に絡みついた。恋人同士みたいに、やたら距離が近い。

絵里は、彼女の手が裕也の腕を抱え込むのを見て、胸の奥がぎゅっと詰まった。

「普通にしろ」

裕也は腕を引き抜き、一歩距離を取る。眉目
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