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第372話

Author: おミカン
「なんて厚かましいの!名家の出っていうくせに、よくもあんな卑劣な真似ができるわね」

「ほんとそれ。女性の面汚しにもほどがあるわ」

絵里へ浴びせられる容赦ない罵声。真相を知っている藤原家の人間は、誰ひとりとして口を挟もうとしなかった。

洋二が言いかけた瞬間、雪枝が腕を強く掴んで止める。

「今かばったら、余計にこじれるだけよ。あの子自身に片づけさせなさい」

治夫は顔色を土気色に変え、苦しげに胸を激しく上下させていた。

だが信じている。絵里が「解決できる」と言ったなら、できるのだ。

賢治が低い声で言い放つ。

「全員、落ち着け。ネットの情報は悪意ある捏造だ。裕也が来れば、真相はすぐ分かる」

「お爺さん、もう絵里をかばわないで」

寧々が勝ち誇ったように言う。

「裕也が遅いのは、郁江を宥めてるからに決まってるでしょ」

和也も畳みかけた。

「絵里。裕也はお前にふさわしくない。お前が一言くれたら、俺がすぐ火消ししてやる」

「あっそう?でも今、身の潔白を証明すべきなのは、むしろあなたのほうじゃないかしら?」

絵里がそう言い終えた、その瞬間だった。

ひらり、ひらりと、天から
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Comments (3)
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Kunie Ito
本当に先が読みたい。 絵里と裕也の最高な幸せが見たい。 もう、いい加減に絵里に幸せを! 人が心を壊したら生きていても死んでいるのと変わらない。 続きをどうか早く...
goodnovel comment avatar
May
そもそもここまで拗れる前にさっさと裕也との結婚公表したら郁江や和也に隙を与える事も無かったんじゃないかと思う。 そろそろ絵里と裕也の誤解を解いてほしい!
goodnovel comment avatar
ウサコッツ
ちゃんと郁江始末したんだろうな まだ郁江庇うなら さっさと離婚してやりなよ 絵里傷つけるなら 裕也も一緒に 悪事働く奴らと 国外追放されてしまえ
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