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第40話

Auteur: おミカン
絵里の心臓が、早鐘を打ち始めた。

視界の中で、裕也の端整な顔立ちがぐんぐんと迫ってくる。絵里は思わず息を止め、緊張のあまり拳を固く握りしめた。心臓が口から飛び出してしまいそうだ。

どう見ても、裕也の顔は天人が作りたもうた芸術品のようだ。絵里は呆然とそれを見つめ、自分の鼓動さえ止まってしまったかのような錯覚に陥った。

「目を閉じろ」

裕也の声は低くかすれ、温かい吐息が彼女の神経を甘く刺激する。

絵里は素直に目を閉じたが、すぐに息苦しさを感じた。酸欠で喘ぎそうになる。

裕也の切れ長の目から、優しさと邪気を含んだ笑みがこぼれた。

「バカだな、息継ぎして……呼吸だ」

絵里の小さな顔が瞬く間に真っ赤に染まり、彼女は大きく息を吸い込んだ。

さっき窒息しそうだったのは、息をするのを忘れていたからだなんて。

「続きだ……」

裕也は再びキスを落とし、その両手は彼女の背中を滑り落ちていく。華奢で柔らかな身体は、いともたやすく彼に抱き上げられた。そのまま階段を上っていく。

落ちるのを怖がり、絵里はすらりとした腕を彼の首にしっかりと巻きつけた。

裕也はまるで彼女に絡みつくかのように、
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Commentaires (5)
goodnovel comment avatar
がきじん
背骨おって火傷して絶対安静じゃないのかこの人 何で仕事しに会社行ってこんなことなってんだ?
goodnovel comment avatar
貴代惠
いつも良いところでお預けの裕也さんの気持ちお察しします
goodnovel comment avatar
nuu~~
早く意地悪な人に、された分だけお返し出来ますように…
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