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第187話

Author: キラキラ猫
激しい言い争いだった。

祖母が何を言おうと、久美子は全く聞く耳を持たなかった。

そして、すぐに祖母の部屋から出て行った。

翔太は、祖母があの日、ベランダで一人寂しく、長い間座り続けていたのを見ていた。

あの家は、表向きは遥一人の名義になっているが。

本当は、三人のためのものなのだ。

遥、久美子、そして嫁姑問題のせいで生まれてくることのできなかった、久美子のお腹の中の子供のものだ。

翔太は、絶対にあの金には手を出さないと決めていた。

久美子は静かに頷いた。

「それもいいかもしれないわね。あなたも苦労してるわね、毎日ご両親からあんな話を聞かされて」

翔太は苦笑いを浮かべた。

「大丈夫だよ。もう慣れっこだから……」

遥は翔太を見送るために外へ出る途中。

「翔太兄さん、この前の陽くんの件、あれはどういうこと?」

「親父たちが陽に会いたがってな。

俺に内緒で勝手に迎えに行っちゃって、千恵を怖がらせたみたいだ。

俺が親権を奪おうとしてるんじゃないかってな。

親父たちは陽の苗字を変えて、うちに戻したいみたいだけど、あかりが……」

言わずもがな、遥にも分かっていた。
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