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第795話

Autor: キラキラ猫
数日後、快晴に恵まれた日、真由美は遥を連れて、東都の有名な寺へ参拝に向かった。

線香を上げて祈願するのは、遥のお腹の子のため、そして真理のためだった。

九条家も、このところ災難続きだった。

境内には人影が少なく、数人の僧侶が読経をしているだけだった。

真由美は線香を買い、火をつけてから遥に手渡した。

「気をつけてね」

「ありがとう、お母さん」

線香は本堂には持ち込めないため、堂の外で拝んだ。

線香を立ててから堂内に入ると、遥は座布団の上に膝をつき、目の前の仏に願いを込めた。

家族の健康と幸せを、子供の無事な誕生を。そして、夫婦が心を一つにし、日々共にいられることを。

遥は願い終えると、深く礼拝した。

立ち上がると、結衣も母の動作を真似て、一生懸命に何かをぶつぶつと唱えていた。

もうすぐ四歳になる子供は、まだ願い事を口に出してはいけないという理屈が分かっていない。

幼い声で言った。

「仏様、お元気でね」

堂内の他の参拝者たちはその言葉を聞いて、笑みを浮かべて振り返り、結衣への愛おしさを顔に浮かべた。

遥も思わず目を伏せて微笑んだ。

子供の願いに比べれば、
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