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第163話

ผู้เขียน: 小円満
私の手にある薬袋に気づいた瞬間、時生の奥深い瞳にかすかな疑念が浮かんだ。

私は慌てて薬袋を背中に隠し、不機嫌そうに言った。「優子と一緒に行ったんじゃなかったの?」

「さっき、結城家の両親から電話があった。お前が国内に残ればネットで叩かれるかもしれない、それを心配して、俺に手を貸してほしいって」

時生は私に相談するつもりなどなく、ただ事実を告げるだけだった。「専用機はもう手配してある。海外の病院も準備済みだ。今は、お前がわがままを言っていい状況じゃない」

私は冷たく言い返した。「私はどこにも行かない。お母さんも同じよ」

何も悪いことをしていない私たちが、どうして身を隠さなきゃいけないのか。どうしても理解できなかった。

時生は眉間を指で押さえ、相当頭が痛そうだった。「昭乃、今日来たあのファンたちは、ひとまず優子が説得して帰らせた。でも明日も、明後日も、また来るかもしれない。ここに残るのは、どう考えても危険だ」

私はすぐに聞き返した。「それが、あなたと何の関係があるの?」

時生は一瞬言葉に詰まり、淡々とした声で言った。「一応、お前は俺の妻だ。二十年の付き合いもある。その縁を思
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