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第 555 話

Auteur: 柏璇
恵子の視線がゆっくりと由紀子の目と合った。「でも、外の自由な場所は、精神患者のためのものよ。あなた、そこに溶け込みたいって思ってるの?自分も彼らと同じだって思ってるの?」

由紀子が突然半歩後ろに下がった。

この女…!

恐ろしい…!

相手はわざと、自分に精神的な病があると認めさせようとしている!

由紀子は冷たい目で言った。「あなたみたいなクズに未来はないわ!どれだけの無実の人たちが、あなたのせいでここに閉じ込められたか分かってるの!?お金のためなら、人間らしさすら捨てるのね!」

そう言いながら、胸の中の怒りはますます増していった。

部屋には手に取れる攻撃の道具など何もない。仕方なく由紀子は、恵子
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