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アルバムが語る日々(chapter26)

last update publish date: 2026-10-20 20:05:11

「ねえ、あなた。あのコたちのアルバム見ない?」

 突然薫子がそう言いだした。

「なんだい、急に?」

「良樹と志保ちゃんのことを話してたら、なんだか急に昔のアルバムを見たくなっちゃって」

 薫子はそう言って部屋を出ていくと、やがて数冊のアルバムを抱えて戻ってきた。

「志保ちゃんがウチに来てからのアルバムかい?」

「ええ、そうよ」

「そうか……あのコが来てから、もうそんなにアルバムが溜まってるんだな」

 二人は別々のアルバムを手にすると、じっくり見つめながら1ページ、また1ページとめくっていく。

「……なんだか、懐かしいな」

 「あなた、見て。ほら、この写真。志保ちゃんが、初めてうちに来た年の、クリスマス」

 写真の中の、表情の硬い小さな志保を、薫子は指でそっと撫でた。

「どの写真も、まだ後ろに隠れるようにして写ってるわ。この頃は、なかなか心を開いてくれなくて……夜中に小さな声で泣いているのを何度聞いたか
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