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花火大会(chapter33)

last update publish date: 2026-10-24 11:05:18

 志保が待ち合わせ場所に行くと、美咲と市原はもう待っていた。

 結局今年の花火大会は、3人で行くことになった。美咲が「3人で行こう。その方が100倍楽しいから」と半ば強引に押し切ったからだ。

「お、槇原さん、やっぱ浴衣似合うな! 可愛いよ!」

「志保、すっごく可愛い!  髪飾りも素敵だよ!」

「ありがとう。美咲ちゃんの浴衣も可愛いね。似合ってるよ」

「よし、行こうぜ!  今日は僕が槇原さんを楽しませてやるからさ! 期待しててよね!」

 市原がわざとおどけて志保の背中を軽く叩き、美咲が「ちょっと、志保に乱暴しないでよ!」と笑いながら志保の手を引いた。

「市原、今日は両手に花じゃん。嬉しい?」

「右手は文句なしだけど、左手は江藤さんだからなぁ」

「えーっ、何それ、ひどくない? こんな可愛い女の子つかまえて、何か文句でもあるわけ?」

「はは、うそうそ。ナニモモンクナンテアリマセンヨー」

「全然気持ちがこもってなーい! やり直しー!」
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