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第128話

Author: 春さがそう
鬼頭は冷ややかに言った。

「どうすっかな?今ここでお前らを気持ちよく解放したところで、後で俺にいいことなんざ、何一つねえようだからな」

隼人は拳を握りしめた。

「このままもがき続けて、何かいいことがあるとでも思っているのか?」

彼の視線は紗季に注がれ、そこに心配が滲んでいた。

そして、再び鬼頭を睨みつける。

「俺の妻を放せ!」

紗季は、彼が「妻」と口にするのを聞いて、少し戸惑った。

この肝心な時に、隼人は地下室に誰かが待ち構えていることを知りながら、危険を顧みずに入ってきた。

それどころか、自分のことを「妻」と呼ぶなんて。

彼女の表情は複雑だったが、鬼頭は苛立ったようにふんと鼻を鳴らした。

「俺を脅すのはやめろ。その手は食わん!どうしても自分の女を助けたいってんなら、いいだろう」

鬼頭は背後にいる部下を指差した。

「こうしよう。俺たち三人とやり合うんだ。勝てば、お前らを解放してやる。負ければ、悪いが、今日ここがお前らの命日だ!」

隼人は顎をしゃくり上げた。

こうなったらもう、背に腹は替えられない。

「お前の部下どもが異変に気づく前に、俺たちは裏口から高飛
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Comments (2)
goodnovel comment avatar
なつえ
本当!早く出国して欲しい! こんな展開はヤダ!
goodnovel comment avatar
鬼頭とか…どうでもいいキャラ出てきた。 いつになったら、出国できるのだ… なんかグダグダになってきてる気がする
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