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第 558 話

作者: 一笠
「本当に素晴らしい人でした」

凛は真面目な顔で少し考え、「彼がもう少し落ち着いた方だったら、もっとよかったんですけどね」

秋司はあまりにも熱心すぎて、凛のパーソナルスペースにグイグイ入り込んできていた。

もし全くの他人だったら、彼女は相手のことを変人だと思うだろう。しかし......秋司は達彦の孫だ。そういう関係がある以上、どうしても親近感を覚えてしまう。

「これが彼の性格なんでしょう......」凛は微笑み、「30代になっても、こんなに純粋な情熱を保てるなんて、すごいですよね。

人と人との付き合いって、自分から積極的に動かないと何も始まらないじゃないですか。それに、この歳になって、まだ遠慮し
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