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第 492 話

Author: 江上開花
柏原が何かを言い返すと、克繁はさらに激怒した。

二人が激しく言い争う様子を見て、亜夕美は手すりに寄りかかり、声を上げた。「お二人さん。ここは病院よ。無人の荒野じゃないんだから、そんな大声で騒いで他の患者さんの迷惑にならないようにしてくれないかしら」

下の二人は同時に顔を上げた。亜夕美の姿を見た瞬間、二人の顔は見事に歪んだ。

柏原は背を向けて立ち去った。

一方、克繁は皮肉な笑みを浮かべて言い放った。「森野さんは実にお見事な手際だ。あの柏原までお前を恐れているとは......背後にいるパトロンは、さぞかし強力な後ろ盾のようだな」

亜夕美は軽く笑った。「あなたたちを相手にするのに、パトロンを引っ張り
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