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第 600 話

Autor: 江上開花
激しい怒りを露わにする天万願を前に、亜夕美は何かを言いかけたものの、結局それ以上言葉を重ねるのをやめた。

夏帆の自業自得だ。社員としても友人としても、二枚舌で不誠実な人間だ。天万願が彼女から距離を置くのは良いことだ。

三人は飛行機で江武市へ戻った。空港に降り立った直後、航はある電話を受け取ってからずっと顔色を曇らせていた。天万願が尋ねても言葉を濁し、陰鬱な表情を浮かべていた。

亜夕美も心配して尋ねた。「何かあったの?」

「いや、大したことじゃないんだけど……」航は天万願をチラリと見て、鬱屈した声で答えた。「親からお見合いしろってうるさく言われててさ」

それを聞いた亜夕美が無意識に天万願の方を見
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