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第1910話

Autor: かおる
星は言った。

「どうやら、これから明日香は志村家で、落ち着いた日々は送れそうにないわね」

澄玲は答えた。

「両親が腹心を何人か呼び寄せて、明日香を厳重に見張ってるの。DNA鑑定で細工されないようにね。

子どもが生まれたあとも、もう一度鑑定をするつもりよ。血縁が混乱しないように」

そこで、澄玲は少し息を吐いた。

「でも、あなたの言う通りね。これから先、明日香が志村家で安らかに過ごせることは、まずないと思う。

たぶん、あなたにちょっかいを出す余裕もなくなるし、自分の身を守るので精一杯になるでしょうね」

星は、その言葉の裏にある含みを感じ取った。

「自分の身を守るので精一杯……?」

澄玲は声をひそめた。

「両親が明日香の入籍を認めたのは、結局は子どものためなのよ。まずは彼女を落ち着かせるため」

そして、さらに声を落とす。

「本音では……母を切り捨てて子を残すつもりなの。子どもが生まれたら、お兄さんと離婚させるつもりよ」

星は黙って聞いていた。

「お兄さんは今、明日香にぞっこんだし、子どもができた以上、簡単に手放すはずがない。

でも今回、機密が漏れた件で、どれだ
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