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第 178 話

Author: 水原信
「それじゃあ、よろしくお願いします」

清は丁寧に礼を言い、ちらりと州平を見た。彼の顔色は少し穏やかになっており、清もようやくほっと胸をなでおろした。

一方、海咲は本来、両親と一緒に夕食を取るつもりだったが——

この様子では、それも叶わなかった。

彼女は寝室の布団を整えている英理のところへ歩み寄り、「お母さん、ちょっと出かけてくる。今日は一緒にご飯食べられそうにない」と伝えた。

英理は顔を上げた。

「何かあったの?仕事?」

「うん、仕事関係」

英理は彼女の隣に来て、優しく言った。

「海咲ちゃん……もし、仕事を変えたくなったら、いつでも変えていいのよ。この世の中、仕事なんていくらでもあるんだから」
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