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第 806 話

Author: 水原信
海咲は自分のズボンが濡れていることには早くから気づいていた。

他の女性たちも同じで、特に気にしている様子はない。

薬草を採るためには多少の不便や犠牲はつきものであり、彼女にとって問題ではなかった。

「後で戻ったらズボンを履き替えればいいわ」海咲は平然と答えた。

しかし、州平はなおも気を緩めることなく言った。「湿気が体に入ると、将来関節炎やリウマチになるかもしれない。今のうちに注意しておくべきだ」

海咲は軽く笑いながら言った。「たったの数時間だけだから大丈夫。帰ったらちゃんと替えるわ」

州平は彼女の様子を見ながら、一瞬考え込んだ。そして、何かを決心したように彼女のズボンの裾をまくり始めた。

海咲
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