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第 1404 話

Author: 水原信
たった一週間という短い時間で、梨花は本当に多くのことをこなしていた。その前向きで誠実な働きぶりは課長からも高く評価されていた。

「明日、クライアントに会いに行くんだけど、一緒に来てくれる?」

「クライアントに?私、本当に行ってもいいんですか?」

梨花の目がぱっと輝いた。

彼女はかつて、州平の秘書をしていた経験がある。当然、単独での商談経験もある。

だが、自社に入ってからはまだ一週間。インターン期間すら終えていない状態で、クライアントとの同行を任されるというのは上司の信頼の現れだった。

「もちろん。君の仕事ぶりも姿勢も、全部見てるよ。正直、俺より優秀かもしれないって思ってるくらいだよ。クライアン
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