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第 1963 話

Author: 水原信
陽斗は思わず吹き出した。

目の前の女が、あまりにも無垢で可愛らしく見えたのだ。

彼は片眉を上げた。

「どう思う?」

香織は、目の前の男が晏にどことなく似ているとは思ったものの、晏には到底及ばないと感じていた。

どこか間が抜けているうえに、自信過剰だ。

こんなにも簡単に引っかかるようでは、張り合いがなさすぎる。

香織は一瞬ためらうような表情を浮かべると、震える手を背中に回し、ワンピースのファスナーを下ろし始めた。

半分ほど下ろしたところで、白くなめらかな背中があらわになる。

だが陽斗はすぐに手を伸ばし、彼女の手を押さえた。

「ここではやめろ」

久しぶりに好みに合う女を見つけたのだ。

こんな場所で
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