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第5話

Author: 聞芝
「よくもまあ、それが自分のものだなんて言えるわね?買い間違えたですって?せいぜい数百万円のダイアのイヤリングと、何億円もするルビーのバングルじゃ、間違い方にもほどがあるでしょう」

私は目の前の愛名を見つめ、目の奥に冷たい光を走らせた。

その言葉を聞いた浩一と辰哉の父子は、まるで示し合わせたかのようにそろって眉をひそめた。

「お母さん、本当に最低だよ。よくそんな次から次へと嘘ばかりつけるね!」辰哉は私に向かって怒鳴った。「追い出されたただの専業主婦のくせに、何億円もするバングルなんて買えるわけないだろ!外でまで僕に恥をかかせないでよ!」

「ほんと最悪だ!」

浩一は息子を褒めるような目で見てから、いかにも聞かせるような口調で私に言った。

「俺と離婚して、腹の中に相当な恨みを抱えているのはわかる。だが、そんなすぐにばれる嘘をつくのはやめろ。この品が愛名ちゃんのものじゃないというなら、まさか本当にお前が買ったとでも言うのか?江島家で庭師として働いているだけで、何億円も稼げるわけがないだろう。夕奈、いい加減にしろ。情けをかけてもらっているからって、つけ上がるな」

父子そろって代わる
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