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第47話

Penulis: 墨香
「明乃!」湊は駆け寄ると、すぐさましゃがみ込み、彼女の身体を支えようとした。

彼の指先に触れたことが、最後の引き金だった。

明乃は溺れる者が浮き木にすがるように、本能のまま彼に縋りついた。火照った身体を強く押し付け、力の抜けた両手で彼の胸元を探った。そして、ぐっと彼の襟を掴み、引き寄せた。

「熱い……苦しい……」潤んだ瞳で見上げ、そのまま焦点の合わないまま、彼の唇へ近づこうとした。

湊は反射的に顔をそむけた。

柔らかな唇が、彼の顎のラインをかすめる。湿り気を帯びた、熱を孕んだ感触。

電流が走ったかのように、彼の全身が強張った。

喉仏が大きく上下し、彼は一瞬で息を詰める。

彼は深く息を吸い込み、体内に込み上げる衝動を力ずくで抑え込んだ。彼は彼女の手首をしっかりと掴み、低く掠れた声で呼びかけた。

「明乃!よく見ろ。俺が誰か、分かるか?」

だが、薬に理性を奪われた明乃には届かない。ただ、この男に触れていれば、焼けつくような苦しさが和らぐ――それだけだった。

明乃は不満そうに身を捩り、また彼に縋りつこうとする。「……熱い……すごく熱い……」

湊は目を閉じた。ここに留まれ
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