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第413話

Auteur: シガちゃん
歩実はベッドの上で呆然と天井を見つめていた。頭が重く、意識は濁った水の中に沈んでいるようだった。

――自分が、切り捨てられる側になるなんて。

転落する前は、誰もが彼女に味方していた。けれどひとたび立場を失えば、同じ人間たちが、まるで示し合わせたかのように背を向ける。

急に、昔のことが恋しくなった。祐一が、まだ彼女を宝物のように扱ってくれていたあの頃。

あのときの彼女は、すべてを手にしていたはずなのに、それでも満たされなかった。だからこそ、圭介とあんな愚かな関係を持ってしまったのだ。

圭介が与えてくれる金銭的な余裕を享受しながら、祐一の信頼と甘やかな愛情も手放せなかった。

迷いがなかったわけではない。後悔だって、何度も胸をよぎった。

それでも最後は、罪深い欲望に負けた。

――もし、あのとき圭介と関わらなければ。妊娠もしなければ。四億を受け取って海外へ逃げなければ。

結末は、違っていたのだろうか。

そう思った瞬間、目の奥が熱くなる。込み上げてくるのは悔しさよりも、激しい後悔だった。

自分が、選ぶ相手を間違えたのだ。

廊下の足音に、はっと我に返る。警察官が一人の人物を
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