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第4章

Author: Laine Martin
last update publish date: 2026-05-17 21:57:50

「クレイさん」彼は呟いた。その声が私の硬直をさらに深めた。

私は全身を強張らせた。耳の中で心臓が打つ音が聞こえた。もうここで話さなければならないとわかっていた——でも、できなかった。言葉が出てこなかった。この男に完全に魅了されていた。

「ではドアを閉めますね」彼は落ち着いた声で言い、私が馬鹿みたいに緊張しているのを見て取った。

彼は身を屈め、頭を私の目線に合わせるまで下げてから、耳元に囁いた。「大丈夫ですか?」肌に当たる彼の熱い息が灼熱の炭のように私の体中に放射され、両脚の間に鋭い脈動が疼いた。私は息を吸い込んで喉を鳴らし、恥ずかしさから自分を引き戻した。

ぼんやりとした呆然状態から抜け出した後、私は惨めな気持ちになった。彼の強烈な視線が上から私を見下ろしているのが、苦しいほど意識された。

「こんにちは」私はしゃがれた声で言い、肌が赤く火照った。「ロビン・クレイです」

私は手を差し伸べた。彼はそっとそれを取った。その接触が震えを私の弱々しい体にまっすぐ走らせた。私は息をのみ、握り合わせたのと同じくらい素早く、二人して手を離した。

「存じています」彼は呟き、口の端にニヤリとした笑みが浮かんだ。「どうぞ。お掛けください。ベットン氏から当社へのポジションのためのポートフォリオをいただいています」

「あの、てっきりここはコミュニケーション会社だと思っていたのですが?」私は呟いた。失望で声が揺れた。

「そうです。その中の一つですが」彼は淡々と答えた。「お菓子加工工場に配属していただきます。そちらがご専門ですよね?」彼は静かな自信を帯びた、きっぱりとした口調で言った。

「はい。食品科学を専攻しました。御社に入れたら光栄です」

私は微笑んだ。彼のサファイアブルーの瞳が私の感覚を刺激する中、その美しい顔を見つめながら、これ以上恥をかかずに乗り切れるよう心の中で祈り続けた。

「えっと……他に何かお聞きになりたいことは?」私は指をもじもじさせながら尋ねた。気を紛らわせなければならなかった。彼の飲み込まれそうな視線の下では集中できなかった。

「必要なものはすべて揃っています」

本当に?

「どういう意味ですか?」

「採用ということです。いつから始められますか?」

息が詰まり、驚いた。「えっと、いつでもご都合に合わせます」

「月曜日に。活動の全報告書を提出して、進捗を報告してください」

「できます」私は彼の色っぽい視線の下で、椅子の中で居心地悪そうにもじもじしながら言った。

「ただ」彼は甘く言った。「一つ気になることがあります。今、パートナーはいますか?」

その質問が私を椅子の背もたれに叩きつけ、思考が急停止し、本能的に鼻にしわを寄せた。

「それはプライベートな質問では、マッ……」

「マッカレンです」彼は補い、唇にかすかな笑みを浮かべた。「それに答える義務はないと思いますが」私は感情を消した声で言った。

「セキュリティ上の理由から全従業員にお聞きしている質問です」

セキュリティ上の理由?冗談にもほどがある!

危うく笑い出しそうになった。代わりに、唇から溢れ出しそうな嫌みをぐっと噛み殺し、引きつった笑みを無理やり作った。

「いません……今は」

彼は考え込むように唇をすぼめ、すぐに元に戻した。

「ロビン」彼はゆっくりと言った。舌の上で私の名前の味を噛みしめるように。反応しないために全力を尽くした。脚をきつく閉じ合わせ、重く疼く股間の激しい脈動を抑えた。私は完全に彼に囚われていた。だからこそ、ここから出なければならなかった。

「今日はここまでにしましょう。金曜日に報告書を待っています」

ありがとうございます、神様。

私は頷いた。顔が真っ赤になった。

「クレイさん」

私は立ち上がり、退席しようとすると、回転椅子がかすかなきしむ音を立てた。彼は長い歩幅で素早く私の後ろに回り込んだ。

「どうぞ」彼は椅子を後ろに引きながら言い、私が間を楽に抜け出せるようにしてくれた。「お先にどうぞ」

彼の横を通り過ぎる時、彼の手が優しく私の腕をかすめた。私は顎を食いしばり、漏れそうになる声を必死に堪えた。

「ありがとうございます」私は呟き、もう一度彼の視線と目を合わせた。

「喜んでいただけるよう努めます」彼は答え、唇が半分だけ微笑む形に曲がった。

ああ、神様!私を見ないで……お願いだから。

私は彼から目を逸らし、震える脚で逃げ出した。

私は車にどさりと倒れ込み、震える安堵の息を吐き出し、ホルダーからティッシュを取って顔を押さえた。ずっと汗をかいていたのか?前に身を屈め、ハンドルに額をこつこつと軽く叩きつけてから、エンジンをかけた。

建物の裏から車を走らせていると、ジャックの顔が頭の中で絶え間なく繰り返し浮かび続けた。

どうやって彼と一緒に働くというんだ?

家へ戻る道中、一つの考えが他の何より大きく反響していた。

ジャック・マッカレンに抵抗するには、私の全力が必要になる!

******

「思ったより早く帰ってきたわね。こんなに早く戻るとは思ってなかった」ラナはコーヒーテーブルに広げた書類の山に頭を埋めたまま言った。

「まあ、彼は必要なものを全部持っていたから」

ラナはぱっと頭を上げ、目を細めて私を見た。「どうだった?」

私はキッチンに飛び込み、ブレンダーをいじった。ジャック・マッカレンに関することは何も話したくなかった。

「で?」彼女は押してきた。

「うまくいったよ、ラナ」私はぶっきらぼうに言い、三十分前に繰り広げられた一部始終を思い出して顔がたちまち赤くなった。

「詳しく教えてよ」彼女は興奮して黄色い声を上げ、椅子を後ろに押しのけて、体をくるりと向けて私を見た。「気難しい人だった?」私はキュウリのスムージーを口に含みながら笑いを漏らした。「五十歳は下らないと思ってた」

「年齢は聞かなかったけど、落ち着いた印象だった」私は慎重に言った。「でも次回は必ず聞いてみる。どうやら、集中的な面接は必要なかったみたい、ベットンさんがすでに全部送ってくれていたから」

ラナは私の顔をじっと観察するように見つめた。「じゃあ、なんでそんな落ち着かない顔してるの?」

彼女は苛立つほど勘が鋭かった。

「私が思っていたのと全然違ったの……」

「何を期待してたの?」彼女は甲高い声で言った。「無骨な老人?」彼女の視線が私に鋭く向けられ、急に居心地が悪くなった。

「彼は……狂おしいくらいセクシーなの」私は小声で認めた。「しかも本人もわかってる。最悪なのは——彼が私に与えている影響にも気づいてると思う」

私は恥ずかしくて両手で顔を覆い、ひどく馬鹿みたいだと感じた。

ラナの口元がぱっと広い笑みに広がった。「絶対あなたも彼に同じくらいの影響を与えたと思うわよ。あなたは私が知る中で一番美しい女性よ、ロビン」

彼女はいつもそうした——私が人の目に映りたくないと必死にもがいている時に、自分自身のことを思い出させてくれる。特にメイソンの後には。特に私があの暗い穴に滑り込もうとしている時には。

「あなたは息を呑むほど美しいわ」彼女は付け加えた。

「褒め言葉はありがたいけど」私は手を顔から下ろして言った。「まだ恋愛市場に飛び戻る準備は全然できてない。わかってもらえると思うけど」

彼女の口元が微笑みに緩んだ。「もちろん。でも、どこで——いつ——運命の人に出会うかはわからないわよ」

「何?」私は目を丸くして彼女を見た。熟した男性とでも、それ以外とでも、どんな関係を持つ準備もできていなかった。メイソンから受けた癒えていない傷だけでも十分すぎるほどで、これ以上リストに加えるつもりはなかった。

「何でもない」彼女は首を横に傾けて、私にウィンクした。「ダウンタウンに飲みに行かない?金曜日だし、クソ最高じゃない」

「ワインとポップコーンで家でのんびりするのはどう?」私は提案した。外には出られなかった。ある神様のような存在に感情的に圧倒されていた。「明日出かけることにして?どう?」

「完璧ね」彼女は言った。「この山を片付ける時間も増えるし」彼女は書類に向かって身振りをした。「手伝ってくれる?」

「また今度にさせて」私は得意げに言った。「この前は最悪だったから」

「もう、来てよ」彼女は笑った。「そんなに悪くなかったでしょ。私を起こしたの、覚えてる?あのくそ野郎が睡眠を邪魔するなんて——あなたが受けて当然の報いよ」

「あなたがずっとメイソンを嫌っていたのはわかってる。もう過ぎたこと。彼のことは忘れましょ、いい?私は温かいお風呂に入ってくる」私は皮肉を飛ばして廊下を歩き、曲がり角で振り向いた。ちょうど彼女が私を呼び止めようとしていた。

「終わったら手伝ってくれる?」彼女は瞼をぱちぱちさせ、口をとんがらせた表情で懇願した。あの表情にはいつもやられてしまう。恥知らずな女め。

「わかった、わかった」私は溜め息をついて折れた。「でもほんの少しだけよ」

彼女は勝ち誇ったように頷いた。

「ミスター・セクシー・マッカレンのことをずっと考えて過ごすんじゃないでしょうね?」彼女はからかった。

私は無視してバスルームのドアを閉めた。それでも彼女のいたずらっぽい笑い声が聞こえた。

彼は私には年を取りすぎていて、たぶん相手がいる……確実に相手がいる。

でも、正直に言えば?

私はミスター・セクシー・マッカレンのことを思う存分空想するつもりだった。

温かいお風呂にゆっくりと体を沈めながら、震える息を吐き出した。自分の中でかき立てられている感情に対して、自分がいかに準備できていないかを完全に意識しながら。

ジャック・マッカレンが私の感覚にすでに与えているその支配力は、疑いなく、私が彼に絶望的に飲み込まれていることを示していた。

彼が私に与える影響に、抵抗することはできないだろう。

触れられてもいないのに、私の体が彼にあのように反応するなんて……私は恐ろしさに目をきつく閉じた。

ああ神様、私はもう終わりだ!

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