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第1418話

ラクオン
清孝の父は思わず口に含んだお茶を吹き出しそうになった。

「こんな時だけ律儀になるのか?言わなくていい時に限って、余計なことばっかり言うんだな」

「……」

「父さんの話し方って、やたら人の痛いところ突いてくるよな」

清孝の父はふっと笑って、「自分でやったことなら、言われても仕方ないだろ」

「……」

清孝はもう話す気をなくし、席を立った。

キッチンへ行くと、紀香がこっそり白玉入りのおしるこを食べているのを見つけた。

「手伝うって言ってなかった?なんで隠れて食べてるんだ?」清孝は彼女の隣に腰掛けた。「一口もらってもいい?」

紀香はおしるこをガードした。「自分で厨房に行けば?まだ鍋にいっぱいあるから」

「でも、俺はそのお椀が食べたいんだよ」

「私だって、あなたにはあげたくないもん」

「……」清孝はくすっと笑った。「はいはい」

そう言いながら、紀香が白玉だんごを口に入れた瞬間、いきなりキスをしてきた。

紀香はびっくりして目を見開き、口に入っていた白玉だんごを奪われたのを感じた。

「気持ち悪い」

清孝はニッと笑って、「甘い」

「……」

紀香はもう食欲がなくなり、残りのおしるこを彼に押しやった。「もういらない」

清孝はそのお椀を受け取り、ぱくぱく食べた。

紀香は彼を睨みつけると、また厨房へ戻り、もう一杯よそってきた。

悔しくて文句を言う。「よくも熱々のまま食べて平気ね」

清孝は食べ終えてスプーンを置き、「君の口の温度のほうがよっぽど熱かったよ」

「……」

紀香は「好き」って本当に不思議なものだなと思った。まるで魔法みたいだ。

好きだからこそ、相手のちょっとした欠点だって受け入れられる。

普通なら受け入れがたいことも、全然本気で怒る気になれない。

自分はやっぱり恋愛ボケだなあと実感する。

「何考えてるの?」

清孝は、彼女の表情がくるくる変わるのを面白そうに眺めていた。

きっと、いろいろ考えてるんだろう。

紀香はわざわざ話すつもりはなかった。どうせ彼も大体分かってるはずだし。

清孝も、彼女が話さないならと、それ以上は詮索しなかった。

「清孝、料理を運ぶよ。いつまでそこに座ってサボってるの。動かないと、香りんのこと大事にできないでしょ」

清孝は立ち上がり、キッチンに入った。「今座ったばかりだよ。残した団子一口食べてただ
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