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第346話

Author: ラクオン
宏は来依を鋭くにらみ、意味ありげに言った。

「ここ、ちょっと明るすぎないか?」

来依は気にする様子もなく、私の腕に薬を丁寧に塗りながら答える。

「別に。ちょうどいい明るさだけど?」

「……」

「宏、」

私は顔を上げた。「もう帰って」

「帰る?」

宏は外にちらりと視線を投げ、目を沈ませた。

「また誰かのために血袋にでもなるつもりか?」

「……」

言わんとしていることは分かっていた。

服部家はまだ話が通じる。でも藤原家のあの母娘は違う。

正気とは思えない執念で、私を目の敵にしている。機会さえあれば、骨の髄までしゃぶるつもりだろう。

宏はどこ吹く風で椅子を引き、ベッドの横に腰を下ろした。

長い脚を組んで、余裕たっぷりに言う。

「水、飲むか?」

「……その格好で言われても、誰が飲むかって話なんだけど」

来依はこれまでのことがあるだけに、遠慮なく鬱憤をぶつける。

「君がいるだろ?」と宏が笑う。

「……だから離婚されたのよ、あんた」

来依はため息をつきながら、それでも私に水を差し出した。

点滴が終わったころには、まだ時間も早かった。

かゆみもだいぶ落ち
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千恵
山田は、南が奈子って事を知っているな。。
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