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第364話

Penulis: 楽恩
「分かってる......全部分かってる、おばさんのせいじゃない」

私は温かい水をコップに注ぎ、ストローをセットしておばさんの口元に差し出した。「ほら、少し飲んで」

......

夕方、おばさんが眠った後、私は江川宏と一緒に家を出た。

シャワーを浴びてから病院に戻るつもりだった。

医者が言うには......おばさんはいつでも命を落とす可能性があるんだ。

途中、私は病院でおばさんの医療費を確認した。

江川宏の口座から何千万も引き落とされていた。

すべて、海外で新たに開発された薬や治療法を試すための費用で、以前の二回の手術も、海外から招いたトップクラスの専門医が担当していた。

高額なだけでなく、人脈も必要だった。

もしこれがなければ、おばさんは年を越せなかっただろう。

でも、江川宏は一度も私にそのことを言わなかった。

私は後部座席に座り、頭を傾けて彼を見た。「江川宏、おばさんのこと、ありがとう。お金......今、あなたに送るわ」

家を売ったお金はもう口座に入っていて、それで十分だった。

彼は私をじっと見つめながら言った。「俺たちの間で、そんなにお金のことをきっちり計算しなくてもいい」

「必要だ」

もう離婚したんだから。

私は彼のお金を使う理由がなかった。

江川宏はため息をつきながら言った。「今、あなたは俺と完全に距離を取ろうとしてるのか?」

「そう」

私はネットバンキングのアプリを開けたその時、携帯のベルが鳴った。

服部鷹からの電話だった。

江川宏は一瞥して、怒りの色が薄く浮かんだ。「たった半日別れたのに、もう彼から電話が来たのか?」

「江川宏、おばさんのこと、感謝してるわ。でも、それが理由で私の私生活に干渉するのはやめて!」

私は声を強めて言った。「もう一度言わせないで。私たちは離婚したのよ」

彼はそのまま私の携帯を奪い取って、電話を切った。そして、私をレザーシートに押し倒し、冷たい声で言った。「もし離婚のことを持ち出すなら、俺はあなたに知らせておくこともあるが......」

その時、また急な携帯の音が鳴って。

彼の言葉を遮った。

今度は病院からだった。

彼は私の手から携帯を奪わず、私は心の中で沈み込みながら電話に出た。「奥様、清水さん......亡くなりました」

頭がぐわっと鳴った。

心の準備はしていたけ
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Komen (2)
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ウサギのしっぽ
絶対に服部鷹と一緒になった方が幸せだよ!! 江川宏は、流産をネタにするような男だよ!? けど、この国の人の考える価値基準は分からないから、期待はずれな終わりになりそう。
goodnovel comment avatar
Fumiko Uesugi
いつ完結すんの??つか完結した小説あんの?長いんだけど。
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