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第410話

Author: ラクオン
怜太が顔を上げ、困ったようにこちらを見た。

「南さん、おじさんってどうやって入力するの?」

「o ji sanって打ってみて。できた?」

「できた!」

少しして、また顔を上げて尋ねてきた。

「『家』はどうするの?」

「i eだよ」

そう教えたところで、玄関のチャイムが鳴った。

私は立ち上がってドアに向かい、モニター越しに外を確認すると、思わず声を上げた。

「シロ!」

「ワンワンワン!あお〜ん!」

真っ白なサモエドが勢いよく飛びついてきて、私の体に鼻先を擦りつけてくる。

私は思わず笑顔になって、山田先輩を見た。

「先輩、シロをいつ日本に連れて来ようか考えてたのに……まさか、連れてきてくれたなんて」

「君はもう彼に慣れてるだろう。側にいると、情緒的にも落ち着けると思って」

「ありがとう」

私は素直にお礼を言った。

「きっと先輩がいなかったら、私はここまで回復できてなかったと思う」

山田先輩は少し冗談めかして微笑んだ。

「中に入れてくれないの?」

「もちろん、どうぞ!」

私は一歩下がって扉を開き、シロは私の足元にぴったりとくっついてきて、相変わらずの
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