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第48話

Auteur: 結奈々
「陽翔のことが気になって、様子を見に来た」

遥真の声は落ち着いていて優しい。そのまま立ち上がると、高くて凛とした体格が威圧感を放ち、その底知れぬ瞳が柚香の顔を一目見てから、言葉を続けた。「窓とドア、ちゃんと閉めて。すぐ戻るから」

「もうちょっと早く……」玲奈が言いかけたその時、外で雷が落ちた。「きゃっ!」

悲鳴と同時に柚香もびくっと肩を震わせた。

遥真はすぐに気づいた。でも彼は何も指摘せず、電話の向こうで怖がっているふりをしている玲奈をなだめて落ち着かせてから電話を切った。

帰り際、張りつめた顔の柚香を見て、ひと言だけ置いていく。「怖いなら、イヤホンつけとけ」

「余計なお世話」柚香は胸のざわつきを押し込んだ。「奥さんのところに戻りなよ。ここでうろうろしないで」

その瞬間、また雷が響いた。

柚香は表情一つ動かさなかった。

遥真はこれ以上居座らず、手にしたスマホを弄びながら、彼の身分には似つかわしくないこの部屋を出た。

階下で車に乗り込んだ瞬間、空を切り裂くような稲光が走る。

遥真は反射的に、柚香のいるフロアへと視線を上げた。

「真帆に電話だ。何か理由をつけて、今夜
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