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第49話

Author: 結奈々
いつかきっと、自分が柚香の席を奪う。

外ではまだ雷が鳴っている。

玲奈は少しずつ眠りに落ちていき、穏やかな寝息を立て始めていた。

その姿を椅子に座ったまま見つめている遥真の脳裏に浮かんだのは、雷が鳴るたび布団に潜り込んでいた柚香の姿だった。

暑くて蒸れるし、音だって大して遮れないのに、雷が鳴ると必ず布団に潜る。

彼が抱き寄せて耳をふさいであげても、最後は布団で覆われていないと落ち着かない、そんな子だった。

思い出しながら、遥真はスマホを取り出し、陽翔にメッセージを送った。【ママの様子はどう?】

その頃、陽翔は柚香と一緒に真帆とビデオ通話中だった。

昨夜から今日まで、柚香が真帆に送ったメッセージには、一度も返信がなかった。最初は真帆が徹夜で仕事をして、昼間寝ているんだろう、と深く考えなかった。以前もよくあることだったし。

でも、丸一日返事がないとなると、どうしたって心配になる。

幸い、ビデオ通話をかけると、相手が出た。

「タイミング良すぎ。今ちょうど、お父さんがスマホ返してくれたとこ」

「え?」柚香は瞬きをした。

「返してくれたって?」

「お父さんとお母さんが
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