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第667話

Author: 結奈々
柚香の胸がきゅっと締めつけられた。その様子を見た和雄は安心させるように言った。「大丈夫だよ、心配いらない」

「これからは、お出かけのときはもう少しゆっくり歩いてくださいね」柚香は少し迷った末にそう口にした。「少しでも具合が悪いと思ったら、すぐ病院へ行ってください」

「はいはい、わかったよ」和雄は柚香に気遣ってもらえたことが何より嬉しそうだった。「柚香の言うことはちゃんと聞くよ」

柚香は和雄の腕を支えながらリビングへ向かった。

遥真はずっと彼女のそばについていた。

和雄にお茶とお菓子を運び終えて、ようやく柚香は遥真に初めて声をかけた。「陽翔なら二階に荷物を取りに行ってるの。あとで降りてきて、慎吾と一緒に正月飾りを付ける予定よ」

「うん」それでも遥真は立ち去ろうとしない。

柚香は不思議そうな表情を浮かべた。

「君は?」遥真が尋ねる。

「え?」柚香は一瞬、何を聞かれたのかわからなかった。

「このあと何をするの?」遥真は周囲を見回し、使用人の姿がないことを確認すると、穏やかな口調で続けた。「何か手伝えることはある?」

柚香は「ない」と言いたかった。

和雄と一緒に来ていな
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