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7. 「異世界ほのぼの日記3」89

Author: 佐行 院
last update Petsa ng paglalathala: 2026-03-02 08:21:18

-89 有名なはずの大騒動-

 客席で先程姉弟だと発覚した2人を含めた転生者達が談笑している頃、調理場でずっと時間に追われていたシェフ達は焦りに焦っていた。

ロリュー「ナル、転生者達って皆こんなに食ってばっかなのか?俺こんなの初めてなんだけど。」

ナルリス「光の祝い事だから余計じゃないかな、唯一の救いはガル・・・。」

バイト「すいませーん、オーダー通しまーす。」

2人「はーい・・・、よろしく・・・。」

 雪崩の様に機械から吐き出される伝票を見て先程からなのだが何度も何度もため息をつく2人、そんな中ソムリエ兼サブシェフは先程聞き逃したオーナーの言葉を聞きなおそうとした。

ロリュー「ナル、それで?さっき「唯一の救いは・・・」って言ってたけどガル・・・。」

 ただタイミングが悪かったのか、唯一の救いが崩れ去ってしまった様だ。それどころか、状況が一変してしまったと言っても良い位に・・・。

ガルナス「パパただいま、メラ連れて来たけど忙しそうだね。」

 ハーフ・ヴァンパイアの娘・ガルナスの学校の友人でマーメイドのメラ・チェルドは相も変わらずナルリスのコロッケが好物の様だ、今日もそれを食べに来たら
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    -355 危機迫る- 懐かしい思い出に浸り顔をニヤつかせる兄により強めのため息をついた弟は『アイテムボックス』から引っ越し用に使っていたガムテープを取り出して引っ張り出したダンボール箱を封する用に使用した、そして辺りを見廻して新聞の折り込みチラシを数枚程見かけたのでその内の1枚に大きく「封印」と書くと勢いよくその箱に貼り付けた。イャンダ「これでよし・・・、と・・・。」 一安心するイャンダの隣で落ち込んだ表情をするベルディ、大切に保管していた物を一瞬にしてゴミに変えられてしまった事がよっぽどショックだったと見受けられる。ベルディ「折角取っておいたのに・・・、そうやって捨てる前に1度着てみれば良かったんじゃ無いのか?」イャンダ「あのな・・・、兄貴は俺の「汚点」を増やすつもりなのか?!勘弁してくれよ!!」 誰にだって忘れたくても脳内にへばりついてなかなか離れない記憶はあるものだ、イャンダにとって魔学校時代の学祭がそれだった様で・・・。イャンダ「一先ずこれは明日が「燃えるゴミの日」だから朝一番に出すからな、全く・・・。」 捨てるのを忘れない様にする為、封じたダンボールを抱えて先程降りて来た階段を昇るイャンダ。入り口となっている隠し扉の横にダンボール箱を置いた後、階段を再び降りて行った。ただ、重要な事を忘れている事を知らずに。 封印したダンボール箱を隠し扉の前に置いて階段を降りたイャンダが一安心した表情を見せた一方で、新たな部屋に持って来た荷物の大半を降ろしたピューアをネイアが気遣っていた。ネイア「ピューちゃん、ここ2階だから荷物運ぶの大変だったでしょ。」ピューア「大丈夫ですよ、好美の店で荷物運びをしていた事が多々あるので慣れているんです。」 店で使用する為に仕入れた食材の搬入をちょこちょこ手伝っていたピューアにとって引っ越し作業など朝飯前だった様だ、俺が思ったよりは腕力が備わっているらしい。ネイア「でも結構汗をかいただろう、バルファイ王国は他の国よりも気温が高いからね。」 国の大半を砂漠とビル街が占めているからか、やはり日中の気温が高いのも事実。これは店で提供するメニューを色々と思案しなおす必要があるのかも知れない、まぁ今は引越しの方に集中すべきなんだろうけど。ピューア「そうですね・・・、ちょっと喉が渇いて来たので水分を頂いても宜しいですか?

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