เข้าสู่ระบบマキシマの豪快な悪党撃破が終わり、影光&フレイヤの料理『
その間、のびているジャスティス仮面のマスクをマキシマが剥ぎ取る。
そして、その顔を見て首をかしげながら言った。
「あん?こいつ見たことあるな。確か、料理法違反で罰金食らってたやつじゃなかったか?」
その発言に影光とフレイヤもジャスティス仮面の顔を覗き込む。それは彼ら二人にも見覚えのある顔であった。もっとも、どこで会ったのかは思い出せないが…。
「どこかで見たことあるような…でも誰だっけ」
「TVで見たことあるかも?ニュースとかで」
…それがかつて『町食堂 かがやき』に来た原価厨のおじさんであることには一切気づかずに、二人も首をかしげていた。
――――――――――
さて、気を取り直して影光&フレイヤの料理…審査員、実食開始!
審査
マキシマの豪快な悪党撃破が終わり、影光&フレイヤの料理『砂丘の月』が審査員の前に運ばれている。その間、のびているジャスティス仮面のマスクをマキシマが剥ぎ取る。そして、その顔を見て首をかしげながら言った。「あん?こいつ見たことあるな。確か、料理法違反で罰金食らってたやつじゃなかったか?」その発言に影光とフレイヤもジャスティス仮面の顔を覗き込む。それは彼ら二人にも見覚えのある顔であった。もっとも、どこで会ったのかは思い出せないが…。「どこかで見たことあるような…でも誰だっけ」「TVで見たことあるかも?ニュースとかで」…それがかつて『町食堂 かがやき』に来た原価厨のおじさんであることには一切気づかずに、二人も首をかしげていた。――――――――――さて、気を取り直して影光&フレイヤの料理…審査員、実食開始!審査員A曰く:「うう~ん、美味い!流れ込むようなさらさらスープ、スパイスの複雑な辛味に、鮭の濃厚な旨味がしっかりとマッチしている!そしてこの野菜も見事なこと!白眉はこの舞茸!食感もさることながら、カレースープと鮭の旨味をガッチリ吸収してアピールしているのだ!」審査員B曰く:「砂丘に浮かぶ月、とはよくいったものだ!じゃがいも、玉ねぎ、舞茸と、ともすれば彩りとしては地味な野菜だが…それが逆に月海鮭の身を美しく輝かせている!なるほど見渡す限り続く砂丘を美しく照らす月!ふふふ、なんともいいセンスだ!おっと、もちろん味も素晴らしい!」審査員C曰く:「かつて高級料亭に勤めていた私だが、実はスープカレーはあまり食べる機会がない。しかし、この料理は美味いな!米と合わせても良し!単品でも良し!見事だ!実に、実に美味い!」審査員D曰く:「ラーメンじゃないので0点」審査員、絶賛!Dはまあいつものことなので。もはや影光の本戦進出にケチをつける人間はどこにもいないだろう。これにより、晴れて影光は予選突破が決まったのである!
さあ、『叩き潰す』と決意表明した影光と、激昂してギャーギャー喚いているジャスティス仮面に、料理のテーマが告げられる。今回のテーマは…『スープカレー』!「おおっ、スープカレーか!ここ札幌が発祥とも言われているぞ!」「サラッとしたスープにゴロッとした具!くぅ~たまらん!」「影光がどんなスープカレーを作るのか楽しみだ!ジャスティス仮面の方は別に…」相変わらず何でも知っていそうな観客が詳しく説明してくれている。まあいつものことだ。テーマ発表後、影光とフレイヤは即座に動き出す。ここは札幌、スープカレーがテーマで出るかもしれないというのは二人とも想定しており、その際の動きはすでに決めていたのだ。まずフレイヤがじゃがいも、たまねぎ、舞茸などの野菜を切り始める。そして影光は…どこから取り出したのか、毎度お馴染みの幻食材『月海鮭』の切り身に塩を振り、焼きだした。幻だがお馴染みの食材である。これは、今朝のうちに闇食倶楽部が影光に渡していたものだ。いや、野菜やカレーのスパイスもすべて闇食倶楽部が持ち込んでいた。なんと彼らは本当に一日で東京から札幌まで食材を持ってきたのだ。ちなみに選ばれた者にしか切れないという謂れがある月海鮭だが、この勝負のために都内にいた父の暗黒食王がわざわざ切って用意したらしい。相変わらず子煩悩である。(鮭のスープカレーか。しかも月海鮭とは、なんとも贅沢だな。いや、野菜もスパイスも闇食倶楽部が用意した一級品だ。それをここまで自在に、楽しそうに操るとは…末恐ろしい十六歳たちだぜ。こりゃあ、もし俺が当たってても勝てなかっただろうな)影光たちを護るように仁王立ちするマキシマが、二人の調理を見て諦めたように笑う。そしてまだ地団駄を踏んでいるジャスティス仮面に振り返り…睨みながら呟いた。「麻酔針でもピストルでもICBMでもなんでも撃ってこいや
さあ、ついに札幌予選本戦出場を賭けて戦う四人が集う。それを確認して…審査員長である審査員Aがまた箱を持ってきた。「この中には、四枚の紙が入っている。それぞれ『A』『B』と書かれた紙が二枚ずつ。それを各々の選手が引いて…」「A同士、B同士が戦うってことか?くだらねえな、時間の無駄だ。…まあ、少しは乗ってやるけどよ」と、ロキが審査員Aの言葉を遮る。そしてそちらに歩み寄り…箱から一枚、紙を引き周囲に紙を見せる。…その紙には『B』と書かれていた。「Bか。これは、第二試合ってことか?」「う、うむ。Aが第一試合、Bが第二試合だ」「フン。さっさと終わらせて帰りたかったんだが。まあいい、前座の見物でもしてやるか」ロキと審査員Aがそんなやり取りをしている。次いで近くにいた影光が箱から紙を引こうと歩き向かうが…。ロキはそれを制止して、言い放った。「待て、小僧。お前らが引く必要はねえ。おい審査員長、今回だけでいい。対戦相手は俺に決めさせろ。主催者一族特権だ、文句は言わせねえぞ」「う、いや、それは…」何かを言いたげな審査員Aを無視して、ロキは『B』の紙を握り潰し、そしてそれをある人物に投げつけた。その相手は…やはり影羅だった。「俺の相手はお前だ。お前以外に俺の相手が務まる奴は、まだここには居ねえ。それに俺は、売られた喧嘩は全部買う主義だ…昔からな」そして影羅も、ロキが投げた紙を受け止めニヤリと笑う。「あら、先に喧嘩売ってきたのはそっちでしょ。昨日私に返り討ちにあったのが、そんなに悔しかったの?…でもまあ、もとより私もそのつもりよ。今度は泣きべそかかせてやるわ。子供みたいにね」ロキ対影羅。対立組織の長子同士の、この因縁の対決。観客も大盛り上がりである。「いいぞ!っていうか、それ以外にもう組み合わせはねえだろ!」
さて勝負が終わりホテルに帰った後、影光はロビーでフレイヤと作戦会議する。別のホテルに泊まっていた影羅も集まり、それに加わることになった。「次の相手がロキか、ジャスティス仮面だとして…。ロキは言わずもがな最強の敵だけど、ジャスティス仮面も不気味だ。マキシマさんを倒すなんて、並の腕じゃない」「でも、マキシマさんなんか動きが悪かったよ?影光と戦った時より、ずっと動きが鈍っていた。なんだか…重りでもつけられたみたいに」「私達みたいな超能力系必殺技かしら?だとしたら困ったものよね。正体がわからない以上は対策の練りようもないから」残ったのはロキ、影光&フレイヤ、影羅、ジャスティス仮面。このうち誰が誰と当たるかわからない。いっそロキがジャスティス仮面と当たり敗れれば痛快だろうが、まあ可能性は低いだろう。それはそれで面白そうだが…。ホテルのロビーで、さてどうしようかと三人が話していたところ…。そこに一人の男が近づいてきた。先ほどジャスティス仮面に敗れたマキシマである。影光が呼んでいたのだ。彼は、影光に手を振りながら気さくに話しかけてきた。「悪いな、影光。あんなやつに負けちまったよ。本当はお前にリベンジしたかったんだが」そう言いながらマキシマはロビーの椅子にどっかりと座り…何が起こったのか話し始める。――最初は、特に違和感もなかった。だが勝負を進めるにつれ、途端に体が重くなった。抗えない眠気が襲ってきたのだ。必死に睡魔と戦うも、料理勝負どころではなく…あまりにも不本意な仕上がりになってしまった。そこを、まがりなりにも料理を完成させたジャスティス仮面に敗れてしまったのだ――「なんで眠くなっちまったのかはわからねえ。今までそんなことはなかったし、前日だってしっかり睡眠はとってた。酒だって一滴も入っちゃいねえ」悔しそうにマキシマが言う。そこから推測されること…可能性は一つしかない。ジャスティス仮面が何らかの手段でマキシマに睡眠薬を盛ったのだ。「でも&h
さあ、怒り冷めやらず、といった様子の審査員Dが試合会場に戻ってきた。どうやら怨敵の羅美麗栖・芭明日は取り逃したようである。気を取り直して…第三試合、抽選開始!「え、えー…第三試合、まずは…招待状、ナンバー12!」「私ね」審査員長Aの発表したそのナンバーに、影羅が手を挙げた。彼女は長い亜麻色の髪を揺らして、調理場へ進んでいく。そんな影羅を見て、影光は心の内でエールを送った。(ついに姉さんの出番か。頑張れ、姉さん。姉さんならどんな相手でも後れを取るはずがない)影光と影羅は9歳の違い。影光が生まれた時から、自分を護り、指導してくれた姉だ。常に優しく、理不尽に怒られたことは一度もない。それだけに影光は影羅の強さを知っており、またその勝利を信じていた。フレイヤも同様である。出会ってからまだそれほどは経っていないが、『町食堂 かがやき』での影羅はとても頼もしかったし、ありがたかった。主に注文取りをお願いしていたが、その料理の腕は一切の疑いがなく、こんなところで負けるわけがないと思っていた。…そして、審査員長Aが対戦相手のナンバーを読み上げる。「えー、その対戦相手…おっ、これは…ナンバー96!」この料理戦争の参加者は百名。そのうち四名はシードだ。そのため一般参加者は九十六名となる。つまりナンバー96とは、一般参加者の最後尾…最後の参加者である。「へー、ナンバー1とナンバー96…。最初と最後の参加者が札幌予選にいたんだ」影光が感心したようにそう呟く。…そして、呼ばれたナンバー96の人物が前に進み来る。年のころは四十代中盤の男性だろうか、紺のスーツを着ており、やや後頭部の禿げを隠すようなオールバックで、黒縁の眼鏡をかけた痩せぎすの男性。しかし眼鏡の奥の瞳は暗く光っており、痩せこけた頬で笑みを浮かべながら調理場にゆっくりと歩いて行った。
ロキの圧勝に終わった第一試合…ロキはそのまま部下の車に乗り、試合会場を後にした。そしてロキに敗れ、ショックで倒れて動けなくなったチョンチーを病院に運び…我を取り戻した審査員が第二試合を始めることになった。ちなみにチョンチーが作った料理はフレイヤが全部タッパーに詰めている。『だって食べないともったいないじゃん!』とのことらしい。さて、第二試合。審査員が箱から紙を一枚取り出し…ナンバーを告げた。「第二試合!まずは…ナンバー33!」「僕たちだ!…行ってきます!」そう、『33』は影光のナンバーである。本当は78だったのだが、いつの間にかチョンチーにすり替えられて33になった。前に出る影光、そしてフレイヤも一緒に出る。影光とフレイヤは、二人で一つ。もはや誰にも文句は言えない公認アシスタントである。アシスタントは二人まで認められているのは、料理戦争でも同じようだ。そして審査員がもう一枚の紙を引く。影光としては、影羅やマキシマとは当たりたくないなと思っていたが…当たったのは意外や意外、なんというか…よくわからない人物だった。「次…対戦相手は、ナンバー53!」「『SO-LEGACY』でござるな!…行って参るでござる!!Hi-Yah!!」意気揚々と声を上げるナンバー53。そのまま彼は側転や宙返りを繰り返し…調理場まで出ていった。そして呆然としている影光&フレイヤの前でクルクル回転し…大きく見栄を切った。「SO-LEGACY、姓は『羅美麗栖』、名は『芭明日』と申す者!チャキチャキの忍者MANでござる!!いざ!尋常にSHOW-VIEW!!」「え…あ、はい…」「なにこの人」呆然としたまま影光が返事をし、フレイヤが当然の疑問を呈した。