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第347話

Author: タヤスイ
茜はそこでようやく、ある事実に気づいた。「していません。警察からは、運転手の遺体はひどく焼け焦げていたため、DNA鑑定で家族と照合して確認したと言われました。それ以上は間違えようがないと思っていて」

「焼け焦げていたなら、照合できる部位として一番確実なのは歯だ。歯を一本抜いても、人は死にはしない」和久が静かに指摘した。

茜は息を呑んだ。

「それってつまり……」

二人はしばらく黙り込んだ。

和久は茜を見ながら、続きを待っているようだった。

茜は正直に話した。「実は、私立探偵を雇っています。この写真もその人からもらいました。おそらく無意識に撮っていたものだと思います」

「何のために雇った?」

「当時の事件を調べるためです。特に、行方がわからなくなった父の助手の家族を探すために。でも被疑者の娘として表立って動くと、すぐに訴えられてしまいます。

だから探偵に任せていたんですが、何年探しても手がかりがなかなか出てこなくて、やっと最近少し見えてきたところで」

「なぜそこまで、その探偵を信頼していた?」和久が静かに核心を突いた。

茜にはもう隠す理由もなかった。

「業界では評判
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