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第342話

Author: フカモリ
死に物狂いでもがき、真琴を救おうと炎に飛び込もうとするが、大人数人の力には到底抗えなかった。隣では拓真が必死に信行を押さえつけ、喉を潰さんばかりに叫んでいた。

「落ち着け!きっと真琴ちゃんの親父さんたちが守ってくれる!どこかに隠れて、助けを待っているはずだ!」

……

一時間後、猛烈な炎はようやく消し止められた。

野次馬はまだまばらに残っていたが、幸いにも邸宅の間隔が広かったため、信行の家以外に火が回ることはなかった。

だが……真琴を除いて、屋敷にいた全員が逃げ出した後だった。

消防の話では、火元は電気系統の不具合によるものだという。それを聞いた舞子は、その場に崩れ落ちて号泣した。

数日前から電気の調子がおかしいと気づきながら、大したことはないと放っておいた。そのせいで、こんなことになったのだと。

一方、紗友里は鎮火の後、隊員から室内で黒焦げになった女性の遺体が見つかったと告げられた瞬間、糸が切れたように気を失った。

そのまま病院へ担ぎ込まれ、今も目を覚ましていない。

法医学検査室の前の長椅子。信行は背を丸め、両手をきつく握りしめたまま、一晩中一言も発さなかった。

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Comments (4)
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ゆーい
貴博か誰か協力者いるのかと思ったら真琴ちゃんは最後まで自分できっちり決めて逃げたんだね。 病気で周りに追い込まれる中『逃げる』って選択が出来て良かった! 心機一転頑張って!!!
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zi zi
ここまで長かった〜 真琴やっと自由になれた 信行はホント自業自得 真琴を失った後に由美と内海家の悪事を思い知ればいい
goodnovel comment avatar
ふちか
やっとこの展開。長かった〜 ようやく信行から離れられるね もう、戻らないで! 元サヤ反対!
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