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第367話

Author: かんもく
彼女が灯を消したとき、彼は彼女の目の端に涙が流れるのを見た。

生理的には満たされたものの、心の中ではむずがゆさが残った。彼女が静かにしていることで、逆に彼は苦しんでいた。部屋は真っ暗で、下の街灯のわずかな光だけが差し込んでいた。

彼は彼女の背中を見ながら、眉をしかめていった。身体は本能的に彼女に近づきたがっていたが、この距離が辛かった。

彼は彼女に近づき、長い腕を伸ばして彼女を抱き寄せた。

彼の体温に触れた瞬間、彼女は全力で彼を押しのけた。

「放して!」彼女は声を押し殺して叫んだ。

「放さない!」彼の腕はしっかりと彼女を包み込み、顎を彼女の滑らかな肩に乗せて、彼女の香りを吸い込んだ。「今夜は帰らない」

彼女はまるでロープでぐるぐるに縛られて動けないように感じた。彼の手は全く優しくはなかったが、前回ほど粗暴ではなかった。

彼が来るかどうか、何をするか、彼女の意見を聞くことはなかった。彼女の意見は、彼にはまったく関係なかった。

彼は何も言わず、自分のしたいことをそのまま実行するだけだった。

翌朝。

とわこはいつも通り、朝の7時に起きた。

彼女が起きたとき、ベッドの中
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