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第5話

Auteur: 道が長い
元の賑やかさは、その物音で一瞬にして静まり返った。

柚樹と悠日は眉をひそめ、咲楽を背中にかばった。

誰も気づかなかったが、咲楽の目には一瞬、動揺の色がよぎった。

私の頭の中で、いくつかの断片がぼんやりとよぎったが、あまりに早くて掴みきれず、そのうち警察の後ろから黒いワンピースに身を包み、胸に白い花をつけた女性が入ってくるのが見えた。

彼女の目は腫れ、顔色は憔悴しきっていた。彼女は私の親友である陸川彩寧(りくかわ あやね)だ。

私は反射的に立ち上がり、彩寧の前へ歩み出た。震える手を伸ばし、触れようとした。

だが、その手は彼女の身体をすり抜けた。

彩寧は腕を上げ、咲楽を指さしながら、かすれた声でありながらも力強く言った。

「あの人です。橋本咲楽が思帆を殺した真犯人です」

その言葉が終わった瞬間、場の空気が凍りついた。

数秒後、ざわめきが湧き上がる。

「何を言ってるの?思帆が死んだ?しかも咲楽が殺したって?」

「この女、頭がおかしいんじゃない?」

「でもさ、確かにここ数日思帆を見てないし、ネットで殺人事件見た?被害者、あれ本当に思帆に似てるんだよ」

誰かが驚きつつ
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