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第6話

Author: ポップコーン猫
どれだけ罵倒されようと、俺の心は一切揺れなかった。

俺は、この日のためにずっと耐えてきたんだ。

俺は静かな声で口を開く。そして、得意げな表情を浮かべる菜奈と英夫へ視線を向けた。

「裁判長。次の映像を再生させて頂きたいです」

許可が下りると、弁護士がすぐに機材を操作する。大画面の映像が、夜のリビングへ切り替わった。

カーテンの隙間から差し込む月明かりだけが、ぼんやりとソファの輪郭を照らしている。

すると次の瞬間――

ソファの背もたれ部分が、ゆっくりと持ち上がった。

法廷中がざわつく。

「は……?なんだあれ……?高級ソファの機能紹介でも始まったのか?」

「収納付きソファか?ブランケットとかを入れるには便利そうだが、なぜ今これを流すんだ?」

「いや待てよ、開き方おかしくないか?普通の収納には見えないぞ」

その時だった。英夫の顔に、初めて明確な焦りが浮かぶ。

菜奈も一瞬で血の気を失っていた。

だが俺は止めない。映像はそのまま再生され続ける。

ソファの中から、黒影が這い出してきた。暗くてはっきりは見えないが、男の体格であるのは明らかだった。

その男は真っ直ぐソファ
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