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第179話

Author: 雨の若君
柔らかなマットレスがその身を包み込み、鼻腔には、自分のものではない、微かな香りが流れ込んだ。

素羽は表情を僅かに曇らせ、体の上にいる男を押し退けようと腕を上げた。しかし、その手首は掴まれ、頭上へと押さえつけられてしまう。

「離して」

素羽は必死に手首を引いた。

司野はもう一方の空いている手で、彼女の服の裾をめくり上げ、その中へと滑り込ませる。柔らかい肌を容赦なく鷲掴みにされ、素羽は痛みに身をよじらせ、息を呑んだ。

「司野!」

素羽は思わず声を荒らげた。

彼女の肌は元来敏感で、見ずとも、きっと赤く染まっているに違いなかった。

司野は今やむしろ、そっけない態度だった。「俺の子が血筋の通らない者になるなど、あり得ん」

その言葉が終わると同時に、素羽の体はひやりと冷え切った。

素羽は全身の力を振り絞って抵抗する。「放して」

他の女の匂いが染み付いたこんな場所で、彼と肌を重ねることなどごめんだった。

男女の間には、元より力の差がある。素羽の抵抗は司野にとって、蟻が木を揺らすようなもので、何の意味もなさない。制圧されるのは、ほんの一瞬の出来事だった。

素羽に残された最後の
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さいこさいこ
cm2回見ても先に進まない詐欺だ
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