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第278話

Auteur: 雨の若君
部屋の空気が、一瞬にして凍りついた。

美玲が噛みついてくることは、素羽にとって予想の範疇だった。更生施設は薬物を断たせる場所であって、人間性を教え込む場所ではない。美玲の骨の髄まで染みついた素羽への蔑みが、そう容易く消えるはずもなかった。

帰宅早々にこの「スキャンダル」を知っているということは、間違いなく「お優しい義母上」が吹き込んだのだろう。

司野が顔を曇らせた。

「……何を馬鹿なことを言っている」

「美玲は間違ったことは言っていないわ。そんなに怒鳴らなくてもいいでしょう?」

琴子が割って入る。

「お母さん……」

司野は眉をひそめた。

「司野、あなたの顔を立てて、私はこれまで素羽に文句を言わずにきたのよ。でも、あの祝宴での一件を許したわけじゃないわ」

琴子は表情を硬くし、視線を素羽に向けた。

「絹谷さんの言う通りよ。須藤家の面目は、あなたのおかげで丸潰れだわ!」

一生、面目を重んじて生きてきた自分が、まさかこんな女のせいで泥を塗られるとは。

素羽は無表情のまま彼らを見つめ返した。かつては触れられたくない傷跡だったが、今の彼女にとっては、すでに塞がった傷だ。恐
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Commentaires (1)
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ritsu
須藤家総出で嫁を長期的虐待 社会的に制裁され落ちぶれたらいい 縁があっても無下にされるなら縁も切れる それが理
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