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76話 真実

Author: 子猫
last update publish date: 2026-04-01 19:00:00

叩いたり蹴ったりしても弱まらない力に焦った優希は、暁春の首筋に思いっきり噛み付いた。

それには暁春も思わず手を離し、よろめいた優希を将生は急いで抱き寄せる。

「…何故連絡を取っている?後悔すると言っはずだ。」

「もう離婚するのだから関係ないでしょう!!」

重く冷たい空気を纏った暁春に負けないようにと優希は声を張り上げ、暁春を睨みつける。

「…離婚?」

暁春が呟いた。

影で覆われた表情は相変わらず感情を読み取れないが、優希は怯まずに「そうよ。」といった。

しかし次の瞬間に笑いだした暁春の反応に優希は戸惑って眉を寄せる。

最初は小刻みに揺れて見えた肩に、泣いているのかと思い少し別れを悲しく思ったが、漏れ出た声が泣き声ではなく押さえきれなかった
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