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第11話

Penulis: たまちゃん
柚は、ようやくお店の掃除を終えた。彼女は腰に手を当てて、ふぅっと大きく一息ついた。

亮太と別れてから、もうすぐ2週間が経とうとしていた。

柚は小さな町を選んで過ごしてた。空気がきれいで、時間の流れもゆっくりで、とても気に入っていた。

柚はこの町に来てすぐ、てきぱきとテナントを借りた。広くはないけれど、自分だけのカフェを開くには十分な広さだ。

準備は万端。柚は掃除道具を片付け、店のドアに鍵をかけた。

彼女はガラスのドアに映る自分を見て、にっこりと笑いかけた。

こんなふうに心から笑ったのは、いつぶりだろう……

そう思った途端、もう何も感じないはずだった柚の心が、またちくりと痛んだ。

亮太と佳奈、それに二人の子どもも……今ごろきっと、幸せに暮らしているんだろうな。

「亮太……」柚は思わず彼の名を口にしたが、すぐに頭を振ってその名前を追い出した。

せっかく新しい生活を始めたんだから。過去のことで、くよくよなんてしていられない。

ぼーっとしていると、足首にふいに温かい何かがすり寄ってきた。

「にゃん」

小さなトラ猫が、柚の足首にすり寄って、甘えた声で鳴いていた。

「猫
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