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第124話

作者: 一匹の金魚
礼央にそっくりなその瞳は、いつも明るく無邪気な笑いに満ちていた。

長年冷たい目つきをしている礼央とは、対照的だった。

真衣は千咲をギュッと抱きしめた。

これからは、千咲のどんな些細な変化も見逃さない。

お墓参りから帰った後、家族は集まって食事をした。

礼央は来なかった。時間がないからと言っていた。

富子の顔色はひどく険しかった。

家に帰ったらしっかり叱ってやると心に誓った。ますます無礼者になって、どんな場でも顔を出さないなんて。

真衣はそれに対し、少しも驚かなかった。

礼央が今日うちの法事に来たのも、外山さんに付き添ってついでに来ただけなんじゃないか。

そんなうわべだけの嫌がらせなら、来ない方がましだ。

食事も終わり、富子が車に乗り込む時。

「千咲のあげるフィギュアが家に届いたらちゃんとチェックするのよ」富子は真衣の手を握り、優しく撫でながら言った。「家族は翔太を特別に可愛がっているけれど、あなたはもっと千咲の気持ちにも気を配ってあげて。いつも翔太ばかり甘やかさないで。翔太は男の子なんだから、体が弱いとはいえ、そんなに過保護にする必要はないわ。それに、礼央や友紀も翔太のことを大事にしてるんだし」

富子おばあさんはすべてわかっていた。

自分が翔太に心から尽くしたことを、富子おばあさんはわかっていた。

前世、自分は翔太に母親も父親もいないのが可哀想だと思い、真心を込めて翔太の世話をした。

だが笑えることに、翔太は萌寧の息子だった。

自分は恩知らずな子を育ててしまった。

真衣は深く息を吐き、頷いた。「わかりました、富子おばあさん」

自分が翔太へ与えた愛情は、富子おばあさんにはよく見えていた。

しかし、ある人からはまるで見えていないようだった。

そして自分自身、前世では見えていなかった。

真衣は慧美に同行し、修司を病院に送った。医師は修司の体の状態は比較的安定していると言っていた。

修司の診察が終わった後。

真衣は帰宅途中、外の景色を見つめながら思索にふけった。

真衣は家に着くまでずっと静かに黙っていた。

真衣はついに携帯を取り出し、聖也にLINEを送った。【酒井弁護士、離婚手続きを進めるペースを早めてもらえますか?】

離婚の控訴の後、召喚状が礼央の会社に届いた。

礼央は15営業日以内に受領確認を提出する必要がある。

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