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第1755話

Penulis: 一匹の金魚
沙夜は顔を上げた。「分かってる。本当は、彼の傍を離れたくない……彼が目を覚ますまで。でも、仕事に行かなきゃいけないのよね。

途中で任務を投げ出すわけにはいかない。彼の犠牲を無駄にしてはいけないもの」

沙夜は、安浩のことが気がかりでならず、本当はベッドから一歩も離れたくなかった。

しかし彼女もまた主要メンバーの一人であり、安浩が命がけでサンプルを採集に行ったのは、その後の材料分析とデータ検証のためだ。

もし今、やるべきことを怠れば、瓦礫の中で耐え忍び、痛みに耐えて守り抜いた彼の行動やデータが、すべて無駄になってしまう。

真衣は言った。「わかってくれてありがとう。

まず、隣の仮設オフィスに行って、先輩が持ち帰ったデータと現場の記録を整理しよう。

私は国内の本部に連絡をして、現在の進捗や戦区の状況、先輩の負傷について報告し、上層部の指示を仰ぐわ」

「わかった」沙夜は涙を拭って立ち上がった。「彼が持ち帰ったデータを整理する。漏れのないように、しっかりとね」

二人は安浩が命がけで守った採集キットや暗号化ハードディスク、記録用紙を持ち、隣にある仮設オフィスへと向かった。

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