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第67話

Author: 花朔
「どこにも触れてない!......」

紗夜は眉をひそめながら否定した。

出雲がなぜあのような行動を取ったのか自分にも分からなかったが、彼との関係は潔白だと信じていた。

「ない?」

文翔の顔には依然として薄ら笑いが浮かんでいたが、親指はゆっくりと下へ滑り、彼女の輪郭の整った顎のラインをなぞりながら耳元へ。

耳たぶを弄び、軽く摘んだ。

「じゃあ、ここは?」

紗夜の身体が一瞬ピクリと強ばり、唇を噛みしめて言った。

「だから、何もないって言ってるでしょ!」

「そうか?」

文翔の指はさらに下へと伸び、彼女の服の襟元に入っていく。

「じゃあ、ここは?」

紗夜は、彼がわざとやっているのだと分かっていた。

唇を噛み、もう何も答えなかった。

文翔は彼女が答えなくても気にせず、指を好き勝手に動かし、触れるたびにわざと止めては尋ねる。

「ここも、触られた?」

紗夜の身体は次第に小刻みに震え出した。

彼はまるで、獲物を追い詰めることに快感を覚える狡猾な虐殺者のようだった。

ひたすら執拗に、じわじわと彼女を苦しめていく。

「文翔!」

紗夜の声は今にも泣き出しそうで、目元に
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Comments (2)
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雨降る雪降る
この状況 あまりに陳腐過ぎて笑えるレベル。何をどう突っ込んでいいものやら!
goodnovel comment avatar
辛子明太子
嫌よ嫌よも好きのうち(笑)
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