Masuk彼方流麻雀小説の世界へようこそ―― この物語は【牌神話】〜麻雀少女激闘戦記〜の第2巻として出させてもらうのですが、なんだ2巻かと思って戻らないで大丈夫です。例えるなら、ドラ◯ンクエスト2を思い浮かべてください。あれ、2から始めて全然大丈夫でしょう。これもそんな感じ。2巻からで大丈夫なんです。世界観が繋がっているけど1から順番に読む必要はない。二章からで全然楽しめる作りです。なので、これを最初に開いたならここから読んでくれたらいいんです。そのために2巻ってわかりづらいようにあえて『通』なんて書いたんです。 主人公が少女じゃないとかも気にしないで。 最後には、読んで良かった――と必ず思うはずですから。
Lihat lebih banyak119.第伍話 すれ違う2人 その頃、ミサトとキュキュはというと――「ねえキュキュ、まだ麻雀セットが揃うまでは何日か日がかかるから隣町まで移動しようと思うけどどうかしら」「いいんじゃないかな。もうこの街の人たちにはサイコロ麻雀は伝えたし。あとは記事を広めるだけだ。それも出来ることはもうやり尽くした感あるからね。次の場所に移動すべき頃だと思う」「麻雀セットが揃えばまた話は別だけど、今は記事を書くこと。それを広めること。新しい人たちにサイコロ麻雀を教えていくこと。仕事すること。これが主な課題よね」「そうそう、なんにしても延々とここにいるってのもね。結局エルも来なかったし」「『エル』ってまえに相棒って言ってた人のこと?」「そう、彼女ならユキさんを連れてここに来てくれると思ったんだけど。まあ、のんびりした子だからな。どっかで油売ってるんだと思う」「女の子なの?」「ま、僕から見たらまだ子供だね」「ふーん……(人間化した時のキュキュも13歳くらいにしか見えないけど……)」 少ない荷物をまとめると、ミサトとキュキュは都市を出ることにした。行き先は旧首都の隣町。ここより人口は少ないが、首都だった事もある都なのでエルはそこを目指したかもしれないとキュキュは読んだのだ。 ミサトたちが旅に出たそのタイミングでスノウとエルはミサトたちのいた街に到着していた。 すれ違う2人。タイミングは合わない。それでも2人は自分たちの任務を果たしていた。なぜなら、結局それは2人が地球でやっていた事と同じであったから。 新天地
118.第四話 ゴチソウサマデシタ「フゥ、おいしかったぁー」 魔力丼はどこからどう見ても牛丼だった。いや、牛かどうかは分からないけど、味は牛に似てた。つまり、とても美味しい。「ごちそうさまでした!」「スノウ、気になってたんですが『ゴチソウサマデシタ』って何でスカ?」「うん?『ごちそうさまでした』が何かって? ええとね、何だろう……。言われてみると難しいですねぇ。……ごちそうさま、これは多分食事を食べ終えたという報告で、それと同時に作ってくれた人への感謝の言葉なんですけど、でも私たち日本人は料理そのものに対する命への感謝を込めて『ごちそうさま』を使っているかもしれない。……つまり、美味しかったです、ありがとうってことかな」「へぇ、マージにはそんな意味合いの言葉はありませんので『ゴチソウサマデシタ』だけ翻訳されませんでした。でも、素敵な習慣かもしれませんネ。『ゴチソウサマデシタ』これ、マージにも広めたいと思いマス」「いいんじゃない? 流行るといいね」「ハイ!」 魔力丼大盛りを食べて魔力質をしっかり摂取したのでいよいよ次の街への移動をすることにした。(ワクワクするなー。瞬間移動。どんな感じなんだろう)「では、この星で一番栄えてる街まで飛びます。多分そこに私の相棒なら向かうはずですから。あの麻雀小説が飛んできた方角とも一致シマス」「なるほどね。ちなみに、歩いていくと遠いのかな?」「歩くと半日かかりマス」「よし、歩くのはやめときましょう」「ですネ。行き先はトウキョウほどではないですが、大都市ですので色々あって楽しいですよ。ではスノウ、そろそろ行きましょう。私にしっかりつかまっていてくださいネ」「はーい!」シュン!
117.第三話 魔力丼大盛りで「ちょっとー。スノウ! ひとりで行かないでくださいヨー。私の加護(バリア)が届く範囲から出ないでくだサイ」「あ、エル。ちょうどいい所に」「町から出る時は言って下サイ。外は危ないんだカラ」「危ない? モンスターでもいるの?」「ここは田舎なんで、普通にノラの動物たちがイマス。狩人でもないスノウが野生生物と遭遇したら最悪死ぬわヨ?」「えっ、そんな危険なの? でもそれならエルは大丈夫なわけ?」「こう見えて私には高度な性能のバリアがしてあるし武装もしっかりしてるからダイジョウブ」「武装? そうは見えないけど」「いまのこれは『見た目装備』だから。私の武装は見た目がゴツいから好きじゃないノ。最強装備をしているんだけどそれは隠してるってコト」「へぇ、なんかゲームの世界みたいね」「ゲーム?」(あっ、そっかあ。マージにはテレビゲームがないんだった。ていうかテレビもないもんね)「いやまあ、地球にはそういう魔法とか不思議な力の世界のおはなしがあるのよ。現実にはできないんだけどね」「でも、ジドウシャとかバスとかチキュウには不思議なものが多かったワ。マージにはないものばかりで心底驚いたんだカラ」(そっか、マージは魔法があるから科学は発達しなかったのかな。そう考えると魔法も良し悪しね)「あっ、そういえば私の前にいきなり現れたことあったわよね。あの瞬間移動みたいなので次の場所まで行くことはできないの?」「あー、アレねェ。私は時空超えて移動も出来るから次の街まで行くのも造作もないけど、それならご飯にしない? 私いま魔力量が少ないから魔力質になるご飯食べないトネ」(『魔力質』になるご飯……? 糖質とか脂質みたいなもんなのかな) 私たちは一旦また食堂に戻ってごはんにした。「すいません、魔力丼2ツ」
116.第二話 麻雀小説「エルー、エルー」「なんでスカ?」「そろそろ隣町くらいまでは探検したり、ミサトを探したりしたくて……歩幅がこれだとめちゃくちゃ時間かかるから人の姿に戻して欲しいんだけども。人間サイズの服ってどうやったら手に入るかな?」「うん? 服は姿を戻した時に人間時着てたものに一緒に変わりますヨ」「ええっ? 勘違いしてたー。私、服問題があるから戻してもらわなかっただけなのに。早く言ってよ、不便なのよ、もう」「ま、ま、なんにしても少し町を離れた所で変身解除した方がいいですヨ。この辺は本当にクリポンしかいなくて、私も少し目立ってるくらいだから。どこの誰? とか突っ込まれても面倒でショ?」 エルはもっともらしいことを言ってごまかした感じだった。多分、単に戻し忘れてただけだと思う。だってこの町はみんな優しいもん。いまさら私が姿変えたところで意地悪したり敵対したりするとは思えない。 その日の午後。 いつも通り私はみんなに麻雀を教えた。今日の生徒たちは優秀で『スジの概念』を完全に理解してくれた。「そうかあ、麻雀は456などの数字が連続した形(順子)が面子構成に1番効率的だからそれを作るための種として45などのリャンメン待ちを作ってくべきで、捨てた牌で待っている場合ロンは出来ないというルールをそこに加味すると切った牌の3個先はロンされにくいということになるのか~」「飲み込み早くて先生は助かります」 どういう事かというと メンツ構成は同じ牌3個で作るコーツと連続した数字で作るシュンツがあり、同じ絵柄の牌は4枚しかないので4枚中3枚自分で集めるコーツで勝負するのは完成率が低い。なので基本的にシュンツの作成で手を作るものなのだ。 そうなるとシュンツの種を作らな