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犬好きの姑さん
犬好きの姑さん
Auteur: るり

第1話

Auteur: るり
お義母さんは飼っていたプードルをすごく可愛がっていた。

しかし、私たちの子供が生まれた後、その犬はしょっちゅう子供に向かって狂ったように吠えた。

心配になった私は、お義母さんにしっかりしつけるか、もしくは里親を探すように頼んだ。結果、お義母さんは犬と子供が仲良くできることを証明するため、2人を同じ部屋に閉じ込めた。

一歳未満の赤ちゃんが引きずられ、部屋の中は血まみれだった。

私は離婚を決意し、夫に犬一匹さえ相容れないのかと言われた。

その犬が大問題を仕出かしたとき、夫たちは後悔しきりだったが、私はすでに子供を連れてこの家を出ていた。

ただの犬じゃないかって、あなたたちで解決できると信じるわよ。

夫の玉山幸一と結婚する前から、お義母さんの家には「家族の宝物」と呼ばれる一匹の小さなプードルがいることを知ってた。

夫の家族はその犬を大切にしていた、私たち結婚した時も、その犬には特別な席が用意され、小さなウェディングドレスまで作られた

あのとき、お義母さんは冗談半分に「うちの宝(愛犬)は以前、幸一が一番好きだったけど、今度はあなたたちの愛を見届けるのよね」と言った。

その言葉を聞いて、少し不快に感じた。まるであの犬が私の先輩のみたいに扱われてるかのように思えたからだ。

結婚してから、その不快感が現実になったことに気づいた。それが私の悪夢の始まりだけだったんだ。

毎朝5時に起きて商店街に行って、新鮮な牛肉を犬に買ってこなきゃならない。新鮮じゃないとその犬は全く食わない。それだけでなく、私は家族全員の朝食を準備する役目も担ってた。

犬を洗って、毛を梳いて、散歩に行って、一緒に遊んで、犬の世話が私の日常の大半を占めてた。

それだけでなく、その犬は特に吠えるのが好きで、四六時中吠え続けた、近所からしょっちゅう苦情が来ることがあった。私は頭を下げて謝りに行くしかなかった。

我慢できなくなって、手を上げて脅そうとしたこともあったけど、まだ触れてもないのに、犬は悲鳴を上げて逃げてった。その声があまりにも切なくて、お義母さんがそれを見かけると、犬は足を引きずりながらお義母さんの後ろに隠れてしまった。

このことで、私はお義母さんと何度も言い争ったけど、お義母さんはますます犬を甘やかして、ついには何もかも許してしまうような状態になってた。

こんな生活は私を心身ともに疲れさせて、ついには離婚を考えるようになった。

でも、妊娠していることがわかって、離婚の考えはしばらくの間消えた。だって、子供が生まれた時に父親がいないなんてことは絶対に避けたかったから。
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  • 犬好きの姑さん   第15話

    訴訟の日、私は久しぶりに幸一と再会した。聞いた話では、娘の父親が彼一家を訴えて、大金を支払わせられることになったらしい。今の幸一は、かつての威勢の良さなんてどこにもない、細々とした問題に追われ疲れ果てた様子で、見た目もすっかり老け込んでいた。その間に私はすでに新しいスタートを切り、自分のキャリアに全力を注いでいた。今では私たちの立場が完全に逆転していた。幸一は、あからさまに私の顔をじっと見つめ、目には懐かしそうな気配があった。だが私は彼を一瞥するのすら嫌だった。法廷で判決が下された瞬間、私の心から重荷がすべて消え去った。一方で幸一は完全に打ちのめされた。だが、それはすべて彼の自業自得だ。裁判所を出た後、彼が私の後ろから追いかけてきて、腕をつかんだ。「雫、話をしよう」彼は必死な様子で、まるで私を深く愛しているかのような口ぶりだった。「私たちには話すことなんて何もない」「あの犬が死んだ後、母さんは完全におかしくなった、人の犬を見るたびに抱きしめてる、だから、母さんに新しいプードルを買ったが、その子を殴り殺してしまった、それで母さんを施設に送ったんだ、もう誰も俺たちを邪魔するものはいない」彼の言葉を聞いて、私は背筋が凍るような気持ちになった。一人で彼を育てた母親を、簡単に施設に送るなんて、彼の自己中心的な性格に呆れ返った。彼は、自分がこうなったのはすべて他人のせいだと今でも信じているのだろうか?私は彼の手を振り払い、勢いよく彼の頬を叩いた。「玉山幸一、こう言う羽目になったのはそっちの母さん一人だけが悪いんじゃない、あなた自身には何も非もないだと断言できるの?」「私がお母さんと争った時、あなたはいつか私の立場で味方をしてくれたの?いつも私を妥協させ、あなたも自己中心だし、お母さんが私に冷たかったとしても、あなたには良くしてくれたでしょう?なのにそんな母親を施設まで追いやるなんて、人間としてあり得ないわ!」幸一はその場で黙り込んだまま立ち尽くし、私は一度も振り返らずにその場を去った。明るい光を浴びながら、私は新しい人生を迎え入れた。その後は、生活は続き、幸一は私の前に二度と現れなかった、ただ、毎月の養育費と、小豆の誕生日に届くプレゼントだけは続いていた。不思議なことに、小豆は父親からの贈り

  • 犬好きの姑さん   第14話

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  • 犬好きの姑さん   第13話

    数日後、姑がまた予想外の行動を始めた。あの犬が死んだ後、マンションの住民たちは皆歓声をあげていた。姑の強気な性格で、その犬すら飼い犬たちの中でもボスみたいな存在だった。だからその犬がいなくなった今、誰も姑に同情していなかった。マンションのグループチャットを退会していなかったから、ある住民が送った動画を見て、思わず驚いた。なんと、姑が喪服を着て、その犬の写真を手に持って、町内を一周していたんだ。動画はすごく揺れてたけど、姑の周りの人々から驚きと信じられないという表情がはっきりと見えた。私も驚いた。姑の精神状態は完全におかしくなってると言い切れる。グループチャットはまだ大騒ぎでいろんなことが書かれていたけど、私はひたすら見てるだけだった。「世の中には本当にいるんだなあ、こう言う人が」「私、寝ぼけてるの?喪服着て、犬のため?」「この精神状態、もうだめだな」「この犬がやっと死んでくれた、飼い主が甘やかしすぎて、小さな娘をICUに送った。しかも、娘の家族が賠償を求めたら、あんなひどいこと言われて……」その言葉をきっかけに、グループの中で議論が一段と盛り上がった。正義感のある人たちは、姑の家に卵を投げに行こうとする人まで出てきた、姑が愛犬家の名誉を傷つけたと非難していた。まぁ、姑が困ってるのを見てもきにならず、ざまぁ見ろって感じだけど。予想外の展開が待っていた、姑はなんとその犬の写真を持って、私のマンションまで来て、家の下でまたパフォーマンスを始めた。「玉山雫,出てこい、犬を殺した命を返せ、この年寄りの息子の股間まで蹴って、玉山雫,出てこい!」姑の声はすごく大きくて、その上目立つ服を着ていたから、すぐに周りの人たちが集まってきた、みんな指を姑にさして議論していた。でも姑は何も気にせず、大声で訴えていた。両親がこの光景を見て、すぐにほうきで下に行こうとしたけど、小豆もなんだか感じ取って、ずっと泣いていた。私は急いで両親を止め、なんとか説得して私が対応することにした。私が下に降りると、姑はすぐに太ももを叩きながら大声で叫んだ「ああ、みんな見てくれ,全部あの悪女の仕業だ!今、うちの息子があの女に蹴られて、もう少しで私の家系を絶やすところだったよ!」

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  • 犬好きの姑さん   第11話

    全てが速すぎて、まだ何が起こったのかよく分からないうちに、姑が突然寝室のドアを開けて、床に倒れていた犬を見つけた。その瞬間、大声で叫んだ「宝、宝、何があったの?」その犬はぐったりして、もう完全にダメな様子だ。姑はまるで憑かれたみたいに犬を抱きしめて大声で叫んで、犬の口を開けて人工呼吸を始めたまでだ。私たちはみんな目をそらして、その見ていられない光景を避けていた、しばらくして、姑が大声で叫んだ後、急にそのまま気を失って倒れた。警察はすぐに救急車を呼んで、私も仕方なく、幸一に簡単に状況を説明した。幸一が急いで病院に駆けつけた時、姑はもう目を覚ましていた。目を開けるとすぐに「宝、宝」と叫び始め、隣のベッドの患者たちも眠れないくらいだった。「あのおばあさん、可哀想だね、息子でも亡くなったのかな?」急いで来た幸一がちょうどその言葉を聞いて、顔が青ざめてどうしょうもなかった。でも姑はそんなの気にせず、病室で大騒ぎ結局、幸一が怒鳴った一言で、姑はようやく少し落ち着いた。「お母さん、一体何してる?」「私の宝が……宝が誰かに一発蹴られて死んじゃった、命を償わせなきゃ!」幸一はもう我慢の限界で、警察の話を聞いて姑が何をしたかは分かっていた、今も姑が真実を隠そうとしてるのを聞いて、ますます怒りが湧いてきた。「なんで犬の散歩にリードをつけなかったんだ?噛まれたあの子がICUに入って一日だけで二十万以上かかるって知ってるか?うちがどれだけ払わなきゃいけないか、よく考えろ!」「リードをつけないって、宝は年寄りだから、リードつけると不快だし、それにあの子が勝手に宝の前をウロウロして、宝だってただ遊びたかっただけで、病気なんて知るもんか、あいつら、うちを騙そうとしてるんだよ!」姑は理屈をこねて、幸一と顔を真っ赤にして言い争い、まるで自分が正しい理由を必死で探しているかのように、相手が悪いと決めつけていた。幸一はそんな情けないのを見せるのが嫌だったし、周りの人たちからの冷たい視線が一層彼を苦しめた、彼は姑の腕を振り払って、顧みもせずその場を去った。私はその皮肉な光景を見て、眉をひそめた、やっはり冷血なところは家族に確かめる。姑は幸一が去っていく姿を見て、私の方を振り返った、私と目が合った瞬間、目の中に怨みがちらりと見えた。「この

  • 犬好きの姑さん   第10話

    数日間の平穏な日々が過ぎた後、我が家のドアがまた激しくノックされた。「中にいる奴!出てこい!玉山雫という者はいるのか!」念のためドアののぞき穴から外を確認すると、顔つきの怖いガタイ男たちが数人ドアの前に立っていた。私は急いで警察に電話かけながら、ドア越しに叫んでた。「あんたたちは何者?帰りなさい、さもないと警察呼ぶよ!」「玉山清恵って知ってるか」玉山清恵、それは私の姑の名前。外の男が何も言わなくても、またあの姑が何かやらかしたと直感した。「用があるならあいつの息子を探せばいい、私はもう離婚したから、あの家族とはなんも関係もないのよ」「クソ、グダグダ言うじゃねえ、さっさとドアを開けろ!」外にどんなに騒がれても私はドアを開けなかった、警察が到着するまではちゃんと話し合う気はなかった。警察が来ると男たちの態度も多少は和らいだものの、まだ怒ってる様子に見える。彼らの怒りに満ちた話から、私は何が起こったのかを大体理解した。私の優しい姑は散歩中に犬にリードをつけず、その犬が子供を噛んでしまったらしい。その子供はもともと心臓病を抱えていて、ショックでICUまで運ばれたとのこと。今は子供の親は姑に賠償を求めたけれど、あの老いぼれは泣き喚きながらお金がないと言い放ち、私の住所を教えたらしい。それを聞いた瞬間、私はもう耐えられなかった、大したもんじゃないか、私を何でも引き受ける馬鹿だと思ってるつもりか?私は冷静に既に離婚手続きを済ませたことを説明した、幸一の連絡先も教えた、その様子からおそらく幸一にこのことを隠していた。ここまで来たら仕方がないので、私は男たちと警察を連れて姑の家に向かった。玄関に入ると、見慣れたはずのリビングは変わり果ててた。あの犬がソファの上でオシッコと糞を撒き散らし、本来清潔だったソファには黄色いシミや茶色い汚れが点々とついていた。部屋中に漂う悪臭に私は思わず鼻を押さえ、たった数日間でここまでひどくできるなんて信じられなかった。本当にどうしようもない有様だ。その犬は私たちを見ると、猛然と突進してきた。男はそれを見た途端、怒りで目が真っ赤になった。「クソ!前はあのババアが庇ってたから殺されなかったのか、まだ噛みつく気なら、俺がこの場で成敗してやる!」そう言うや、男は思い切り蹴りを一発

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