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第6話

Author: 氷砂糖
晴也は訳も分からず、こくりと頷いた。

彼は毎年、あの三ヶ月間が一番気楽だった。何一つやらなくて済むから、「いっそママなんていない方がいい、千愛ママとパパと三人で暮らす方が幸せだ」とさえ極端な錯覚に陥っていた。

なんと皮肉なことか。

朔陽はその夜、何本も煙草を吸いながら、ここ数年の自分の行いがいかに常軌を逸していたかを思い知らされていた。

彼はあろうことか、千愛の提案に乗り、毎年わざとアレルギー源であるマンゴーを口にして、命の危険を冒してまで家を飛び出し、千愛と三ヶ月間も一緒に暮らしていた。

一体何のための茶番だったのか。

それもこれも、「千愛が冬は寒くて、一人ぼっちで寂しいから」という、ただそれだけの理由で。

そのくせ彼は、自分の妻である瀬奈がうつ病を患っており、冬になるとその症状がより一層深刻になることなど、すっかり忘却の彼方に追いやっていた。

朔陽は決めた。この茶番劇を終わらせ、すべてを立て直すと。

彼は一睡もせずに瀬奈の行方を捜し回った。腕に大怪我を負ったまま、一体どこへ行ってしまったというのか。

だが、心当たりをすべて当たっても、彼女の痕跡はどこにも見当たら
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