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27.

Auteur: 酔夫人
last update Dernière mise à jour: 2025-12-25 11:00:33

「全然気づかなかったわ、武美は?」

「私も。いま何週目なの?」

「19週です」

和美様と武美が安心したような目をしたのは安定期に入っていることが分かったからだろう。

一方で、週数を言ったことで妊娠がリアルに感じられたのか朋美様は慌て始めた。

立ち上がって私に椅子を勧めてくださる朋美様に和美様が呆れる。

「朋美、落ち着きなさい。妊娠は病気じゃないのだから大事なければ普通に生活して大丈夫なの」

「そ、そうなの?」

「とは言っても、美香さんを立たせている理由もないわね。美香さん、座って、少し立ち入ったことまで聞いてもいいかしら」

「はい、答えられる範囲でとなりますが」

和美様は頷き、私は和美様が目で示された椅子に座る。

武美様はそのまま、朋美様はそのまま元の椅子に座って話を聞く態勢になる。

「あなたたち……」

「私は構いません。いろいろお聞きになりたいのは、この状況では当然だと思いますし」

和美様は気遣ってくださったが、あとで個別に質問されるより一度で済ませてしまいたいのが本音。

聞かれることを想像すれば、何度も話すのは憂鬱だ。

「あ、お兄も呼ぶ?」

「朋美、あなたね……」

「あんた、鬼なの?」

朋美様の提案に和美様は呆れ、武美様は非難なさった。

確かに、鬼のような所業とはいかないだろうけれど、妊娠したという話は当事者でなければ男性には身の置き場のない話題だろう。

それに……。

「蓮司様は私の妊娠を知っていらっしゃいますので……」

「「「はあ?」」」」

わざわざ呼び出す必要はないと言うつもりで言ったのだけれど……どういう反応なのかしら?

「み、み、み、美香さん! もしかして……」

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