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第1205話

Penulis: 栄子
下手をすれば、この子も諦められていたのかもしれない......

そう思うと、詩乃は俯いて、少し膨らんだ自分のお腹を撫でた。

そして、改めて一度はこの子を諦めようとしたのだと思うと、詩乃の胸は罪悪感でいっぱいになった。

でも、よかった。自分と赤ちゃんは、本当にラッキーなのだ。

人生で浩平に出会えてこうしていられただけでも、詩乃は十分すぎるくらい幸せだと思えた。

......

それから、浩平と詩乃が北城に戻って三日目。今日は、詩乃が検査を受ける日だ。

二人は出産を佐藤グループ病院ですることに決めていて、音々と丈が、あらかじめ病院に話を通しておいたのだった。

検査の日は朝ごはんを抜かなきゃいけないから、浩平は朝早くから詩乃を病院へ連れて行った。

浩平もまた子供の父親として、出産に向けた準備を沢山してきたから、妊婦の中にはこの検査で気分が悪くなる人もいると知っていたのだった。だからこの日彼は、自分で運転するんじゃなく、運転手に送迎を頼んだのだった。

でも詩乃は、ブドウ糖を飲むときに少し気持ち悪くなったくらいで、あとは特に問題なく検査を終わらせることができた。

そして、特別
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