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第1068話

Author: 風羽
一週間後、翠乃のビザはまだ下りていなかった。

愛樹と愛夕の親権帰属問題。

実父のサインがなければ、連れ出すことはできない。

翠乃は寒笙に会わざるを得なかった。

しかし、彼女が躊躇している間に、裁判所からの召喚状が届いた――原告は朝倉寒笙。被告は上野翠乃。愛樹と愛夕の親権を巡る争いだ。

……

夕暮れ時、翠乃は別荘の郵便受けの前に立ち、整理番号のついた召喚状を見つめていた。

彼女は長い間立ち尽くし、あたりは次第に暗くなっていった。

周囲は寂寥に包まれている。

離婚した夫婦に円満な別れなどない。あるのは決裂だけだ。

しばらくして、彼女は軽く笑った。極めて苦い笑いだった。

玄関に入る前、彼女は寒笙にメッセージを送った――

【朝倉寒笙、話しましょう】

【上野翠乃。もし気が変わって、愛樹と愛夕を連れて行かない、あるいは僕も一緒にイギリスへ連れて行くと言うなら、訴えを取り下げてもいい。そうでなければ法廷で会おう。勝ち目がないことは分かっているはずだ】

【朝倉寒笙、とりあえず話しましょう!】

……

翠乃は腕を下ろし、言いようのない疲労を感じた。

予感はあった。親権を得
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Mga Comments (1)
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良香
これはーー 朝倉家の面々はどうする?こんなに翠乃さんを傷つける馬鹿息子を、どう処分する??? 翠乃さんこそが、双子の親なんだよ。 子供はどう思うかな。翠乃さん!絶対戻らないで!!こんな駆け引きする男は碌でもなさすぎる。
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