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第145話

작가: 風羽
正明は舞をじっと見据えたまま、声を震わせた。

「お前も……お前の母親と同じだな。冷たい女だ!音瀬はお前の実の妹だぞ!」

舞が口を開こうとしたその時、扉の向こうから長身の人影がふらりと現れた。

黒いキャンバス地のバックパックがテーブルに無造作に放り出され、入ってきた若者は正明を見て怒鳴った。

「どけどけっ!」

正明が顔を上げると、そこには派手な顔立ちの若い男。

一瞬で見下したその態度のまま怒声をあげた。

「お前、俺が誰だか知らんのか!」

男はテーブルに腰を下ろし、ガムをくちゃくちゃ噛みながら不遜な口調で言い返した。

「知ってるよ?この前、不妊治療科の病院で見かけたやつだろ。精子も卵も腐ってそうな、終わってるジジイじゃん?」

正明の顔がみるみる赤く染まり、怒鳴り返した。

「なんて無礼な奴だ!名誉毀損で訴えてやる!」

「訴えれば?

うちの親父の弁護士にでも言ってみな?ああ、ちなみに親父の名は——三城剛志(みつしろたけし)」

その手から一枚の名刺が正明の前に投げ落とされた。

そこには——上原九郎の名前が刻まれていた。

正明の顔から血の気が引いていく。

三城剛志
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